鎌ケ谷市の特産・ナシのPRにつなげようと、県立鎌ケ谷高校美術部の生徒が、近くのナシ畑で、約三百個のナシにイラストを描く「アート梨(なし)」に取り組んだ。八月末に収穫され、市梨業組合が九月、地元の福祉団体に贈る「福祉梨」に併せて披露される。

 美術部一、二年の女子生徒十一人が今月十一日に描いたのは、市のマスコットキャラクターでナシと野菜の妖精「かまたん」など。生育途中の直径五〜六センチの「幸水」と「豊水」に顔を描き、彫刻用ニードルで浅く彫った。

 アート梨作りは今年で五年目。部長の神作好乃(かんさくよしの)さんと副部長の須田愛菜(あいな)さん=いずれも二年=は「昨年も挑戦したから、今年はうまくできた。ナシは食べ物だから丁寧に扱わないと」と、汗を流しながら作業に励んでいた。ナシを提供した山崎明さん(58)によると、今年は四月に雨が多かったため、「(黒い小さな斑点ができる)黒星病が例年より多かった。しかし、その後に天候が持ち直し、出来は平年並み」という。 (保母哲)