二十七日午前十一時すぎ、茂原市東郷の三井化学茂原分工場から出火し、工場にいた男女四人がやけどなどの軽傷を負った。約四時間半後に鎮圧。茂原署が出火原因などを調べる。

 署によると、四十〜六十代の男性三人が顔や手などにやけどを負ったほか、三十代女性が煙を吸い込んで気分が悪くなり搬送された。火元はプリンターのトナーに含まれる樹脂を製造する建物とみられる。三井化学は取材に「樹脂の原料になる可燃性の液体が燃えた」と説明している。

 工場では複数の薬品を扱っているといい、化学消防車二台を含む十九台が出動した。周辺を一時立ち入り規制し、工場の社員らを避難させた。

 現場はJR茂原駅の北約一・五キロで、周囲に住宅や学校などもある。

 近くの市立茂原中の竹之内達生教頭は「校舎にいたが、ボンという音が一回して窓やドアが揺れた。地震かと思ったが、外に出ると、黒い煙が上がっていた」と驚いていた。夏休み中で、当時部活動をしている生徒が百五十人ほどいたという。

 息子が工場で働いているという七十代女性は「息子の無事は分かったが、被害に遭った人はかわいそうだ」と語った。