第99回全国高校野球選手権埼玉大会は二十七日、さいたま市の大宮公園球場で決勝が行われ、花咲徳栄が5−2で浦和学院を下し、3年連続5度目の優勝を果たした。4年ぶり13回目の優勝を目指した浦和学院は涙をのんだ。同大会の3連覇は二〇〇六〜八年の浦和学院以来、2回目。

 花咲徳栄は五回1死満塁で、5番須永光選手(三年)から三者連続の押し出し四死球と綱脇慧投手(同)の内野ゴロで4得点。六回にも1点を加えた。先発の綱脇投手が六回2失点と試合を作り、後続の清水達也投手(同)が七回から一人の走者も許さず試合を締めくくった。

 浦和学院は六回2死一塁、佐野涼弥投手(二年)が右越え2点本塁打。しかし、打線がつながりを欠き、8安打を放ちながらこの2点のみとなった。投手陣は登板した3人がいずれもふるわず、計11四死球3暴投と自滅した。

 花咲徳栄は、来月七日から開幕する甲子園に出場する。

◆監督・主将の談話

 花咲徳栄・岩井隆監督 大会三連覇の重圧はあったが粘り強く戦えた。なかなか勢いに乗れなかったが、少ないチャンスを生かせた。甲子園でも一球一球を大切にした野球をする。

 同・千丸剛主将 序盤の好機にあと一本が出ず苦しい展開が続いたが、投手陣が試合を作ってくれた。三連覇の実感はまだないが、甲子園では昨年を上回る成績を残したい。

 浦和学院・森士(おさむ)監督 自分たちの戦うパターンに持ち込めなかった。監督として重い責任を感じている。五回がすべて。ピンチを迎える中で試合の流れを相手に持っていかれてしまった。

 同・赤岩航輔主将 ここまでチームをつくり上げた選手とスタッフの皆さんに感謝したい。ここまで逆転の試合ばかり。決勝戦の最終回も、走者さえ出れば行けると思ったが…。