有数のナシ産地として知られる白井市で、八月の本格出荷を控え、ナシの試食会が開かれた。サッカー・Jリーグの柏レイソル所属の若手選手や近隣の子どもたちが招かれ、みずみずしい果実に舌鼓を打った。

 試食会は市梨業組合の秋本享志組合長のナシ畑であり、約三十人が参加。市のマスコットキャラクター・なし坊らが、幸水、豊水、あきづきなど主力品種名を歌詞に盛り込んだ「梨トレ体操第二」を披露した。

 秋本組合長によると、四月の気温が低めだったため、開花時期がずれ、出荷スタートは例年と比べ数日遅れの今月三十日となった。糖度が約十四度あるなど、品質には自信があるといい、秋本組合長は「今季は十キロ入りの三十二万ケースの出荷を見込んでいる」と話した。

 浦安市育ちで、レイソルで今年からプレーしている古賀太陽選手(18)は「シャキシャキとおいしかった。同じ県内でこんな産地があるとは。ナシの丸かじりを初体験した」、母親に連れられ、妹と一緒に味わっていた船橋市の幼稚園児・坂井正太郎君(5つ)は「今年初めて食べた」と、それぞれ笑顔を見せた。

 市内のナシの作付面積は約二百八十ヘクタールで、組合員は約百六十人。主力品種で最終盤の新高は、九月中旬〜下旬に収穫が予定されている。 (堀場達)