桐生市は、同市出身の画家山口晃さん(47)を新設の「桐生市藝術大使」に任命すると発表した。芸術家の視点や経験を生かして文化振興やまちづくりに助言してもらう。九月二日に同市市民文化会館で任命式があり、山口さんが記念講演する。

 山口さんは東京都生まれの桐生市育ち。市内の小中学校を卒業し桐生高から東京芸大、同大学院修士課程に進んだ。日本美術伝統の大和絵や浮世絵の様式を取り入れ、現代の風景や人物を緻密でユーモアたっぷりに描く作風で注目を集めている。

 成田国際空港や東京メトロ副都心線西早稲田駅のパブリックアート、富士山世界遺産センターのシンボル絵画を手掛けたほか、本紙に二〇〇八年から一四年にかけて連載された五木寛之さんの小説「親鸞」の挿絵も担当するなど幅広く活動している。

 市によると、山口さんの作品を鑑賞できる場所は市内にない。現時点では作品を購入する予定はないが、今後取得や展示を検討していくという。記念講演会は午後二時から。事前申込制で八月十一日までに市生涯学習課に往復はがきで申し込む。問い合わせは同課=電0277(46)1111=へ。 (原田晋也)