この夏は県内の山々を巡ってみませんか−。行楽シーズンを迎え、県は山を尾根伝いに巡る「稜線(りょうせん)トレイル(登山道などの自然歩道)」と、県内各地の山を紹介した二種類のパンフレットを作製した。県は群馬と新潟・長野の各県境に沿った自然歩道約百キロを「ぐんま県境稜線トレイル(仮称)」として整備に乗りだしており、山脈と雄大な自然という群馬の魅力をアピールする。 (菅原洋)

 ぐんま県境稜線トレイルは、みなかみ町の土合から、県境を山伝いに南西へ巡り、嬬恋村の鳥居峠までの約百キロ。中之条町の三坂峠−白砂山(十キロ弱)が未開通区間のため、県が来年度の開通を目指している。開通すると、国内最長の稜線トレイルになるという。

 約百キロには日本百名山の谷川岳を含み、沿道周辺には草津などの温泉地も点在し、県は観光客誘致の新たな目玉に育てたい考えだ。昨年から八月十一日が「山の日」として新たに国民の祝日に制定されたことも、県はPRに活用している。

 今回作製した二種類のパンフレットの一つは「稜線トレイル観光ガイドブック 群馬の山旅」。ぐんま県境稜線トレイルのルートを地図で分かりやすく示し、自然歩道の見どころ、沿道周辺のグルメや観光スポットなどを紹介している。

 美しいカラー写真を多用したA4判、二十ページ。二万部刷り、県庁や各市町村などで無料配布している。

 もう一種類は、ぐんま県境稜線トレイルにある山を含む県内各地の山々の情報を地図や一覧表で示したリーフレット「群馬の山」。

 厳選した八十五カ所の登山ルートを対象に難易度、必要な体力度、標高、距離、所要時間などを詳細に載せ、登山者自身のレベルに合わせてルートを選ぶ際に参考となる。

 A2判で、五千部刷り、県庁や各行政県税事務所などで無料で配っている。

 問い合わせは県観光物産課=電027(226)3385=へ。