都立福生高校(福生市北田園)の美術部が、十九世紀のフランスの画家ジャン=フランソワ・ミレーの絵画を貼り絵で再現した壁画を作った。福生七夕まつり(三日〜六日)に合わせて、六日までJR福生駅西口に飾られている。 (林朋実)

 貼り絵にしたのは、たくさんの星がまたたく夜空を描いた「星の夜」という作品。部長の遠藤ももさん(17)=二年=は「美しい星空が七夕まつりにぴったり」と話す。

 「アメリカン」というまつりのコンセプトも意識し、米国の美術館で所蔵されている絵画から選んだ。

 壁画は縦二・五メートル、横三・三メートル。五十〜六十色の色画用紙を使い、一、二年生十人が中心になって二カ月かけて完成させた。星の輝きを表現するため、一つ一つを色のグラデーションで明るく浮かび上がらせた。「根気のいる作業で、貼っている間はこれで本当に星空になるのか心配だった。

 出来上がって離れて見ると、ちゃんと光って見えて感動した」と遠藤さん。「落ち着いた雰囲気の絵で、まつりのお客さんを温かく迎えたい」と話した。

 部はフランスの印象派の画家ルノワールの「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」の巨大貼り絵壁画も制作中で、九月十六、十七日に同校で開かれる文化祭で披露する。作品に平和への思いを託しているといい、関わった生徒一人一人の平和についてのひと言も併せて掲示する。文化祭は一般の入場も可能。