正副議長を選出する都議会(定数127)の臨時会が8日に開かれるのを前に、主要5会派の役員が1日、小池百合子知事にあいさつした。小池知事は各会派に都政への協力を求める一方、都議選で対決した自民には、距離を置くような姿勢をみせた。(木原育子、唐沢裕亮)

 都民ファーストの会(五十五人)、公明(二十三人)、自民(二十二人)、共産(十九人)、民進(五人)の五会派の役員が、都庁で小池知事とそれぞれ十分間ほど懇談。冒頭の二分間を報道陣に公開した。

 小池知事は、公明に「公明党らしいご提案を」、十九人中十三人を女性が占める共産には「女性のパワーをますます発揮して」とエールを送った。時折、笑い声も漏れるなど和やかな雰囲気。民進にも「あいさつに来ていただき、ありがとうございます」と述べ、配慮を見せた。

 自民とのやりとりでは、秋田一郎幹事長が「私は派手なことが得意ではない。謙虚に愚直に地道に頑張っていきたい」と述べ、小池知事は「選挙戦を勝ち抜かれた皆さん、おめでとうございます」とねぎらった。

 小池知事は、自民以外の四会派には、知事と都議会が同じ方向に進む「車の両輪」との言葉を使い、良好関係をアピール。だが、自民には使わず「スピード感をもって進ませていただく」と述べただけだった。

 長年にわたる自民との協力関係を解消し、小池知事と連携して七月の都議選に臨んだ公明の東村邦浩幹事長もこの日の記者会見で、自民とは「従来のような連携という形ではない」と強調。距離を置く考えをあらためて示した。自民の秋田幹事長は会見で「先方がある話なので、どうなるか分からない」と述べるにとどめた。

 臨時会では、議長が最大会派の都民ファーストから、副議長が第二会派の公明から、それぞれ選ばれる見通し。