JR二宮駅前にある二宮町の平和のシンボル「ガラスのうさぎ像」脇に一日、町内外から贈られた六万五千羽の千羽鶴が飾られた。町民有志や二宮高校の生徒らが平和への思いをかみしめながら、糸に通した千羽鶴を像に添えた。

 終戦間際の一九四五年八月五日、駅周辺で起きた米軍機の機銃掃射で父を失った少女を題材にした像で、高木敏子さん原作の児童文学「ガラスのうさぎ」をモチーフにしている。町民らの寄付で八一年に建てられた。住民有志の呼び掛けで、二〇一〇年から千羽鶴を飾り付けている。

 千羽鶴は「ガラスのうさぎを千羽鶴で飾りましょう実行委員会」のメンバーが糸に通した。グループの高齢化により、昨年から二宮高校家庭科部の生徒も作業を手伝う。

 家庭科部は七月中旬、町内の小中学生が折った六千羽の折り鶴に糸を通し、時には折り直して仕上げた。家庭科部部長の幡谷優碧(ゆずみ)さん(18)は「折ってくれた小中学生らの思いが伝わると思います」と話した。

 五日午後一時から二宮町生涯学習センター「ラディアン」で、「ガラスのうさぎ像平和と友情のつどい」を開く。問い合わせは、二宮町総務課=電0463(71)3311=へ。 (布施谷航)