数十年に一度だけ開花した後、枯死してしまうメキシコ原産のアオノリュウゼツランが、市川市大町の市動植物園観賞植物園で見ごろとなった。同植物園は一九九三年の開園時に四株が移植され、二〇一二年に二株が開花している。開花は今月中旬ごろまでという。

 開花したアオノリュウゼツランはサボテン温室の前に植えられており、五月下旬から一日当たり十センチほども成長し、現在の高さは約七メートル。

 アロエのような葉の中から、アスパラガス状の茎を伸ばしており、枝を広げて黄色の花を咲かせた。

 同植物園によると、アオノリュウゼツランはメキシコなど熱帯地域では十〜二十年で花を付けるが、日本では三十〜五十年かかる。花を咲かせるまでに時間がかかることから、英語では百年に一度を意味する「センチュリー・プラント」との別名もある。開花期間は一カ月ほど。

 観賞植物園は入園無料。休園は原則月曜で、問い合わせは同園=電047(339)4411=へ。

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 市川市動植物園は今月、開園三十周年を迎えたことから、二十日に記念式典を催す。当日はミニSL走行やスタンプラリー、演奏会などがある。(保母哲)