安中市鷺宮の咲前(さきさき)神社(和田雅之宮司)で七月三十一日、茅(ち)の輪くぐりと雅楽演奏会「雅楽の夕べ」があった。雅楽演奏とともに舞楽が神楽殿で披露され、夏の夕空に古典の調べが響き渡った。

 夏越の大祓(はらえ)神事とともに古典芸能の「雅楽」を市民に楽しんでもらおうと、東京・品川の雅楽演奏団体「雅楽道友会」、高崎市の高崎雅楽稽古所「楽柊会」を招いた。

 束帯に身を包んだ楽柊会の会員が管弦「壱越調音取(いちこっちょうねとり)」や「新羅陵王急」の演奏の後、雅楽道友会との共演で仮面を着け、勇壮に舞う舞楽「抜頭」を披露した。

 茅の輪をくぐり、半年間のけがれや厄を落とし無病息災を祈願した市民らが、厳かな雰囲気を醸し出す優雅な音色と舞を堪能していた。 (樋口聡)