重い心臓病を患う横須賀市の小学二年生岡崎雫(しずく)さん(7つ)の両親や支援者が、米国での心臓移植手術を希望し、三億円を超える費用の支援を呼び掛けている。母泉さん(34)は「娘の命を諦められない。力を貸してほしい」と助けを求めている。

 両親によると、雫さんは心臓の筋肉の収縮や拡張が十分にできず心臓の機能が低下する「左室心筋緻密化障害」と、致死性の不整脈を患う。三歳のときに病気が分かり、小学校には入学できたが、一年生の夏に学校で突然意識を失うなど常に死の危険と向き合ってきた。現在は東大医学部付属病院に入院中で、心臓移植以外に助かる道は見つかっていないという。

 国内での子どもの心臓移植は難しいとして、米国での手術を決断した。医療費や渡航費などの資金三億一千万円をまかなうため、七月に友人らと「しずくちゃんを救う会」を発足。一カ月足らずで千三百万円ほど集まったものの、目標額に届いていない。

 静岡市出身の泉さんは七月三十一日、夫俊哉さん(34)とともに静岡県庁に出向き、故郷でも協力を求めた。泉さんは記者会見で「支援を呼び掛けるのは心苦しいが、日々病気と闘う幼い娘をどうしても助けたい」と訴えた。雫さんには二人の弟がいて、「元気になって弟と走り回って遊ぶ姿を見ることができたらうれしい」と話した。救う会は五日、泉さんの母校の静岡市麻機小学校でも募金活動をするという。

 募金への問い合わせは救う会=電046(851)5301=へ。振り込みは三菱東京UFJ銀行横須賀支店の口座番号0466457などへ。 (荒木正親)