「キャー」「ワー」。海賊船に見立てた乗り物の座席が振り子のように勢いよく動き、前後左右に取り付けられたミストシャワーの水滴が乗客に降り掛かると絶叫が上がった。地上からは職員が水鉄砲で“援護射撃”。スリルと水の冷たさで、暑さは吹き飛ばされる。

 桐生市の桐生が岡遊園地にある人気アトラクション「アドベンチャーシップ」。最大約五メートルの落差がある、同園には珍しい「絶叫系」だ。今夏、乗客にシャワーを降らせる三十分間の「スプラッシュタイム」が新たに登場した。

 夏はきびしい暑さで客数が落ち込むため、子どもに人気のミストシャワーを乗り物に取り付けることを思い付いたという。

 職員が「けっこうぬれますけどいいですか」と念を押す通り、タオルと着替えは必須だ。降りた後はぬれた前髪が額に張り付くほど。しかし、「まだ乗るの」と半ばあきれた表情の大人たちをよそに、子どもたちは大はしゃぎ。六回も乗った太田市の小学四年杉本若奏(わかな)さん(9つ)は「百回でも乗りたい」と豪語していた。

 五、六日の午前十時半、午後一時半、午後二時半にも開催する。雨天中止。大人二百円、中学生以下百円の「のりもの券」が必要。身長一メートル未満の子どもは乗ることはできない。 (原田晋也)