安倍改造内閣が三日、発足し、県内からは小此木八郎さん(52)=神奈川3区(横浜市鶴見、神奈川区)=が国家公安委員長兼防災担当相として初入閣、河野太郎さん(54)=神奈川15区(平塚市、茅ケ崎市、大磯町、二宮町)=が外相で再入閣した。それぞれの地盤では活躍に期待する市民が多いが、期待以上に、問題が多発した安倍政権への不信感が根強いようだ。 (梅野光春、布施谷航)

 初入閣を果たした小此木さんの地元、神奈川3区。JR東神奈川駅前(神奈川区)でバスを待っていた同区の飲食店従業員小堀隆子さん(61)は「昔から知っていて、たまに事務所に出入りする。まじめで着実に、しっかり務めて」と期待する。一方で、安倍晋三首相に対しては「言うことが二転三転して信用できない」と不信感も。

 「前はJR鶴見駅前で街頭演説をしているのをよく見た。出世したねえ」と話すのは、鶴見区の無職男性(75)。「でも大臣になったからって期待はない。今の政治は金持ち優遇で庶民に関係ないから」と素っ気なかった。

 同区の主婦船谷佐恵子さん(55)は「大臣だと、失言とか不倫とかバッシングの対象になりやすいけど…。北朝鮮問題や待機児童問題など、国民の不安や生活に目を向けた議論を優先して」と願う。安倍首相には「加計学園問題では、納得できる説明をしてほしい」と注文を付けた。

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 二〇一五年に国家公安委員長として初入閣した河野さんは、二度目の入閣。地元の平塚市民、近藤龍雄さん(83)は「前回は目立たなかったように思うが、今回は本気でやってほしい。北朝鮮と対話をして関係改善に努めてもらいたい」と注文を付けた。

 市内在住の女性(82)も「北朝鮮問題とか、アメリカとの関係とか外務大臣は大変そう。でも、一生懸命やってくれると思います」と、その手腕に期待する。一方で「安倍さんは首相になって長すぎ。内閣自体には期待できない」とばっさり。

 内閣に厳しい声は若い世代からも漏れる。二カ月ほど前に市外から転入してきた無職女性(26)は「問題が多かった安倍内閣の本質は変わらない。河野さんには、これ以上マイナス要因にならないようにしてもらいたい」と話していた。