原爆投下後の広島市内の惨状を、被爆した市民たちが描いた作品を紹介する「原爆絵画展」が四〜六日、所沢市小手指町一の小手指市民ギャラリー・エバー(東棟)で開かれる。主催者の同展所沢実行委員会の担当者は「大半が素人画だが、迫真さがある。被爆者が核兵器の実態を描いた点が意義深い」と来場を呼び掛けている。入場無料。

 同展は毎夏、県内各地で行われており、今年は久喜市や川越市など十三カ所を巡る。所沢市での開催は今年が四回目。

 展示されるのは、広島市の広島平和記念資料館で保管されている作品の複製計五十八点。全身にやけどを負った裸身にカーテンの切れ端をまとい逃げ惑う女学生(当時四十五歳の女性作品)や、救護のためトラックに収容される被爆者(同三十二歳男性作品)、トタン板に乗せた遺体を荼毘(だび)に付す兵士(同十四歳女性作品)などがある。

 所沢実行委の田中重仁弁護士は「国連の核兵器禁止条約に、唯一の被爆国の日本が署名しなかったり、北朝鮮の核兵器開発が大きな問題になっている今だからこそ、ご覧になってほしい」と話している。

 会場は西武池袋線小手指駅北口から徒歩二分。開催は午前十時〜午後六時(四日は午前十一時開場、六日は午後五時閉場)。問い合わせは、実行委事務局の所沢りぼん法律事務所=電04(2938)1012=へ。 (加藤木信夫)