鹿嶋市の県立カシマサッカースタジアムで先端技術を実用化するため、産業技術総合研究所(産総研、つくば市)とJリーグ鹿島アントラーズは、包括連携協定を結んだ。産総研がスポーツクラブと連携協定を結ぶのは初めてという。

 スタジアムの老朽化の非破壊検査や、笑顔認識技術による観客の満足度調査などを導入。コンピューターによる人の流れのシミュレーションで観客導線の改善も予定している。

 産総研の担当者は「製造業や研究機関との連携が多いが、これまでになかったスタジアムとの連携で、産総研技術の新しい使い方を見いだせれば」と話している。

 カシマスタジアムは約四万人収容のサッカー専用競技場で、鹿島アントラーズが二〇〇六年から指定管理者になっている。二〇年東京五輪のサッカー会場に決まっている。 (宮本隆康)