戦争の悲惨さを伝える企画展「地域から戦争を考える」が9〜11日、前橋市三河町の市芸術文化れんが蔵で開かれる。戦後72年を迎え戦争の記憶が風化する中、終戦直前の前橋空襲や東京大空襲の体験者が講演し、平和の尊さを訴える。

 市民でつくる「前橋に『平和資料館』設立をめざす会」が企画。初日の9日午後2時から、市川旦さんが「前橋空襲で、思いもよらない姉の死」、兼松進さんが「東京大空襲〜前橋空襲」と題してそれぞれ体験談を語る。

 会場では多数の死者が出た前橋空襲などの悲惨な状況を伝えるパネルを展示する。10日午後2時から戦争体験談や読み聞かせ、最終日の11日には午後1時半からの琴の演奏の後、午後2時から元群馬大講師の岩根承成さん(歴史学)の講演「日中戦争80年『南京』でなにが起こったのか」がある。入場無料。 (川田篤志)