知事選は十日、告示される。立候補を予定しているのは、いずれも無所属で、現役最多の七選を目指す現職の橋本昌さん(71)と、新人の元経済産業省職員で元IT企業役員大井川和彦さん(53)=自民、公明推薦、市民団体が擁立した新人のNPO法人理事長鶴田真子美(まこみ)さん(52)=共産推薦=の三人。分裂する保守票と、日本原子力発電東海第二原発(東海村)再稼働への反対票の行方が注目される。投開票は二十七日。

 橋本さんは二〇一九年の茨城国体の成功、十八歳未満の医療費無料化などが公約。大井川さんは、県知事多選禁止条例の制定、医師不足の解消などを訴える。鶴田さんは子育て支援の充実、農家の戸別所得補償制度復活などを掲げる。

 東海第二の再稼働について、橋本さんは「安全性と避難体制の実効性が確保できない状況では再稼働は認められない」と慎重姿勢。大井川さんは「県民目線で考える」として公約では触れない。鶴田さんは「老朽化しており、再稼働させない」としている。

 有権者数は二百四十五万六千五百八十五人(六月一日現在)。二〇一三年の前回知事選の投票率は31・74%だった。 (酒井健)