兵庫県西宮市の甲子園球場で、八日に開幕した第99回全国高校野球選手権大会。7年連続13回目の出場となった作新学院は開会式で、前年優勝校として出場49校の先頭を切って入場した。深紅の大優勝旗を掲げた添田真聖(まさと)主将(三年)は脚を高く上げて堂々と、続く選手らは胸を張ってはつらつと行進した。(村松権主麿)

 作新学院の名がアナウンスされると、スタンドからは大きな拍手と歓声が湧いた。投の2本柱の一人、背番号10の篠原聖弥(せいや)投手(同)は「鳥肌が立った。夢の舞台に立てたので夢のよう」。

 優勝旗を返還し、レプリカを受け取った添田主将は「全員で戻しに来るのが目標だった。ほっとしている。大優勝旗は重く、レプリカは軽いが、その中でもレプリカ自体の(価値の)重みを感じる。昨年の先輩方の偉大さをすごいと思う」と語った。

 自身にとって最後の甲子園となる今大会について、「連覇ができるのは作新学院だけ。2年半やってきたことを全て出し切る」と力を込め、「一戦一戦集中し、作新らしい、攻めて攻めて攻めまくる野球をやっていきながら、最終的に優勝を目指す」と表情を引き締めた。

 作新学院は大会2日目の九日、第1試合で盛岡大付(岩手)と対戦する。背番号1の大関秀太郎投手(同)は「調子はいい。あと1日ですが、しっかり調整し、頑張りたい」。篠原投手は「相手打線は強力。しっかりコースをつき、緩急をつけて自分のピッチングをし、最少失点に抑えて勝利に貢献したい」と話した。