県内有数のイチジク産地の加須市騎西地域で、市騎西いちじく組合が生産する今年のイチジクの出荷が始まった。今月下旬以降に最盛期を迎える。

 加須産のイチジクは今年、市の優れた農作物などを対象とした「かぞブランド」に認定された。組合員は二十八人で、程よい甘さとさっぱりとした酸味が特徴の品種「ドーフィン」を約三・四ヘクタールの農地で栽培している。

 市内の出荷所に運び込まれたイチジクは品質を検査され、十一月上旬ごろまで熊谷市と上尾市の青果市場に出荷される。今年の出荷は三十五トン以上を見込む。坂本君夫組合長(68)は「イチジクは雨に弱い。今年は梅雨時に雨が少なく、出来がいい。これから糖度が乗っていく」と話している。 (中西公一)