警察と回転ずし店、女子大学生がタッグ−。犯罪被害の防止と交通事故の抑止につなげようと、相模原市中央区星が丘の回転ずし店「がってん寿司(ずし)星が丘店」は、相模原署の提案を受けて、犯罪や事故に遭わないようにする注意点をまとめた四コマ漫画をすしレーンに流し始めた。漫画は桜美林大(東京都町田市)芸術文化学群二年のペティー・キティラさん(19)=相模原市南区=が手掛けた。 (井上靖史)

 漫画は二種類あり、一つは詐欺被害を防ぐため事前に身内で合言葉を決めておくよう促す「振り込めサギの巻」。もう一つは、事故防止には車も自転車も互いに止まることが大切と訴える「くるまの事故防止の巻」。卓上用に、A3サイズ一枚に描いたパターンも作った。

 同署管内の今年の振り込め詐欺の認知件数(八日現在)は、前年同時期に比べ八件多い二十件、人身交通事故も四十八件増の七百二十一件。このため、祖父母らを交えて家族で外食をする機会が増える夏休みに合わせ、犯罪や事故に巻き込まれやすい高齢者らにPRしようと署が考案。管内のJR横浜線淵野辺駅が桜美林大の最寄り駅という縁で、大学を通じてペティーさんに依頼した。

 ペティーさんは父が米国出身、母が日本人。自身は日本で育った。漫画について「大勢の方に見てもらうので、分かりやすいものにしようと心掛けた。セリフにも気を配った」と説明。回転ずし店の大森晃店長(31)は「仕事を通じて社会貢献する企業理念もあり、快く協力させてもらった」と話した。