子どもたちに、夏の思い出を残すとともに、食育の一環として、太田市只上町のあすなろ保育園は10日、「鮎(あゆ)のつかみ取り」を初めて実施した。園児や児童クラブの70人あまりが参加した。

 園庭の特設プールに次々とアユが放される。思った以上に動きが速いのか「うわー」と様子を見ていた年中・年長の園児らから早くも歓声が上がった。

 「ハィッ、いいよ。つかまえて」の合図で、水着姿の子どもたちが一斉にプールへ入り、右に左に逃げ回るアユに突進した。

 一旦は捕まえたものの手からスルリと逃げられた子、プールの隅に追い込んで両手ですくおうとする子などそれぞれ夢中だ。やっと捕まえた子らは自慢げな表情でカメラに納まっていた。

 アユは保護者らの手で調理され、みんなで味わった。倉嶋慶秀園長は「命を慈しみ、(命を)いただくという心を育んでいきたい」と話した。 (粕川康弘)