北区で出土した土器を紹介する「ドキどき土器図鑑〜遺跡発!北区のやきもの大集合」が、区飛鳥山博物館(王子一)で開かれている。時代ごとの土器の変遷や当時の暮らしぶりを知ることができる。二十七日まで。

 縄文土器から弥生土器、土師器(はじき)、須恵器(古墳〜奈良・平安)と時代順に六十点を展示。縄文土器でも前期は縄目がはっきり入っているのに、後期は縄目をつけた跡を指でこすって黒光りさせている。形状も後期になると薄く、洗練された雰囲気に。縄文と弥生で土器がどう違うか確かめられるコーナーもある。

 壊れた部分を補修して使っていたとみられる土器も展示。同博物館調査員の安武由利子さんは「補修の跡から、当時の人も『もったいない』と思っていたことがわかる。文字の記録が残っていないからこそ、出土したモノから当時の暮らしぶりやその時代を生きた人の心を探る考古学の面白さを体験してほしい」と話す。

 月曜休館。入場無料。問い合わせは同館=電03(3916)1133=へ。 (石原真樹)