戦後を代表する評論家、大宅壮一(一九〇〇〜七〇)がのこした雑誌や蔵書の図書館「大宅壮一文庫」(世田谷区)は九月二十九日午後七時〜九時半、「フェイクニュース時代のノンフィクション」をテーマに、三人のジャーナリストを招き、初となる「大宅壮一文庫フォーラム」を開く。

 紀伊国屋書店との共催で、会場は同店新宿本店四階の紀伊国屋ホール。登壇するのは、「日本ノンフィクション史」などの著書がある専修大教授の武田徹さん、オンラインメディア「ポリタス」編集長の津田大介さん、今年リニューアルした第一回大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞を受賞した森健さんの三人。

 司会は、大宅壮一の三女で大宅文庫の大宅映子理事長が務める。時にうそも含んだニュースがインターネットで瞬時に広まる時代に、時間をかけて取材し執筆するノンフィクション作品はどうあるべきかを議論する。大宅文庫の鳥山輝専務理事は「地道に真実を掘り起こす良質なノンフィクションは今こそ必要な時。出版社にもエールを送りたい」と話す。

 入場料千円。チケットはインターネットサイト「キノチケオンライン」で販売中。問い合わせは紀伊国屋ホール=電03(3354)0141=へ。 (神谷円香)