あらゆる人が快適に利用できるよう、さまざまな配慮をちりばめて設計された「デザイントイレ」が、成田空港第2旅客ターミナルビル内に完成し、一般利用が始まっている。

 本館1階到着ロビー中央部と、出国審査後の本館3階免税店街の2カ所で、既存のトイレを全面改修した。男女とも個室の広さは従来の1.5倍で、スーツケースを持ったまま入れる。

 入り口には音声案内、各個室には光警報設備とL型手すりがある。多機能トイレにしかなかったオストメイト対応設備やおむつ交換台を一般の個室にも設けた。手洗い場とは別に、身だしなみを整えるパウダースペースも造った。

 個室は男女とも従来から1室ずつ減らし、悪臭の原因になっていた和式便器を撤去した。男性用の小便器は6個と半減したが、実態調査では問題ないという。

 成田国際空港会社は、東京五輪・パラリンピック開催前の2020年3月までに、第1〜3の各旅客ターミナルビルで147カ所の公共トイレの改修を計画している。このうち第1と第2の計11カ所をデザイントイレとして整備する。 (小沢伸介)