東京の伝統野菜の一つ、品川カブの品評会が二十三日、品川区北品川の品川神社境内で開かれた。六年目の今年は区内の保育園、幼稚園や小中学校、福祉団体など過去最多の四十五団体が参加。うち、区立大井第一小学校が金賞に輝き、三連覇を達成した。

 同校は、五年生百三十二人全員で品川カブの栽培に取り組んだ。宮本彩未(あみ)さん(10)は「休日も交代で水まき当番をして、みんなで頑張った。葉がどんどん育つので楽しかった」と笑顔で話していた。

 品川カブは長さ二十センチ、太さ五センチほどで大根のような形。強い甘みと絶妙な苦味で煮込んでも漬物にしてもおいしく、江戸時代は品川宿(じゅく)周辺で栽培された。明治以降、生産が途絶えたが、地元のまちおこし団体「東海道品川宿なすびの花」が種を探して復活させ、十年ほど前から学校などを回って栽培方法を指導し、普及活動を続けてきた。

 代表で青果店店主の大塚好雄さん(69)は「九月の長雨など厳しい環境の中、皆さん頑張っていただいた」と参加者に感謝していた。 (梅村武史)