お年寄りの交通手段の一助にと、横浜市は横浜総合病院(同市青葉区)の協力で、病院の患者向け送迎バスを地元の人も無料で利用できる実証運行を始める。市は「地域のきめ細かな移動手段になるかもしれない。利用実態を確認したい」としている。 (梅野光春)

 実証運行は、来年一月二十九日から二〇一九年三月末まで。同病院から東急田園都市線あざみ野駅付近を約三十分で循環している無料バス(十四人乗り)を活用する。現在、混雑が比較的少ない平日昼間の計四便を対象にする。

 乗車できるのは同区に住む七十歳以上。利用希望者は市道路局企画課か同区区政推進課の窓口で申し込む。来月中旬から運行終了まで受け付ける。

 運行は、市が病院の送迎バスを念頭に一五年五月から検討してきた「地域貢献送迎バス」が具体化した初のケースになる。

 市担当者は「路線バスより狭い道も通るため、お年寄りに利用しやすいはず。運行結果を踏まえ、今後の本格運行につなげたい」と期待している。