京急電鉄は、今年の創立百二十周年を記念して横浜市金沢区の総合車両製作所で取り組んでいる旧車両「デハ230形」の修復作業を公開した。一九三〇〜七八年の主力車両で、引退後は埼玉県川口市の公園に展示されていたのを昨年五月に引き取り、修復を進めていた。外装は終わり、今後一年かけて内装を整える。

 修復前は腐食が目立ち、塗装も色あせていた車体が、「京急カラー」の赤と白に輝き新品のようになった。京急の担当者は「さびで開いた無数の穴を溶接でふさいだ。今は入手困難な部品もあり、ここまで仕上げるのは途方もない作業だった」と話した。

 座席や木製の床、運転台などは久里浜工場(横須賀市)で修理中。京急本社が横浜市西区に移転する来年秋に合わせて完成させ、新本社一階に常設展示する。 (志村彰太)