東京ディズニーランド(TDL、浦安市)でキャラクターの着ぐるみを着てパレードに出演していた女性契約社員二人が、過重労働やパワーハラスメントで体調を崩したのは安全配慮義務違反が原因だとして、運営会社「オリエンタルランド」に計約七百五十五万円の損害賠償を求めて千葉地裁に提訴したことが二十日、分かった。十九日付。

 女性が所属する労働組合などによると、二人のうち二十八歳の女性は二〇一五年二月から勤務し、重さ十〜三十キロの着ぐるみを着て、パレードやショーに出演。昨年一月に腕にしびれや痛みが生じ「胸郭出口症候群」と診断され、休職している。

 労働基準監督署は過重労働と症状の因果関係を認め、昨年八月に労災認定したが、同社は「過重労働との指摘は受けておらず、安全配慮義務違反もない」としていた。

 一方、三十八歳の女性は、上司に「病気なのか。死んでしまえ」などと言われたと主張。体調を崩したのは会社側が対策を取らなかったのが原因だとしている。

 オリエンタルランド広報部は「訴状が届いていないため、回答は差し控える」としている。