日本原子力発電東海第二原発(茨城県東海村)の問題点を学ぶ集会が三十日、川崎市中原区のエポックなかはら大会議室で開かれる。同原発の再稼働に反対する市民団体「脱原発かわさき市民」が主催。二〇一一年の東日本大震災当時に村長を務めた村上達也さんが講演する。 (大平樹)

 東海第二原発は、東京駅から約百十キロの位置にあり、震災で原子炉が自動停止してから運転停止が続く。十一月に運転開始から四十年となり、法律上の運転期限を迎える。

 原電は再稼働と二十年の運転延長を原子力規制委員会に申請しているが、三十キロ圏内の周辺自治体で住民避難計画がまとまっておらず、再稼働に反対する首長もいる。

 村上さんは、同村で一九九九年に被ばくによる死者二人を出した燃料加工施設ジェー・シー・オー(JCO)の臨界事故で、避難の指揮を執った。震災後は、東海第二原発の再稼働を認めるかどうかを、周辺自治体も含めて判断する枠組みの土台をつくった。集会当日はJCO臨界事故からちょうど十九年になる。

 脱原発かわさき市民は、月に二回、日曜日の午後二時〜同四時、多摩区の登戸駅前と高津区の溝の口駅前で、東海第二原発の再稼働に反対する署名活動を続けている。

 同団体の木瀬慶子さん(68)=川崎区=は「首都圏から最も近い原発で、事故を起こせば川崎にも被害が出る。市民も考えないといけない問題だ」と参加を呼びかけている。

 午後一時半〜同四時半。同原発の関連映像を見た後、村上さんの講演と質疑応答がある。資料代五百円で、事前申し込みをしてほしいという。

 問い合わせは、木瀬さん=電080(3494)2411=か、瀬川千恵さん=電090(2209)9730=へ。