さいたま市教育委員会は、教職員の働き方改革の一環として、出退勤時間を正確に記録するタイムカードシステムを全ての市立学校に導入した。長時間勤務を抑制し、業務の適正化を図るのが狙い。九月中は試行的に実施し、十月に本格運用を始める。

 市教委によると、導入する学校数は小中高校と特別支援学校の計百六十六校。教諭や講師、事務職員ら全常勤職員の約六千百人が対象となる。各学校にあるパソコンを活用し、出退勤の際にカードリーダーにタイムカードをかざすと、自動的に時間が記録される仕組みだ。

 文部科学省の中央教育審議会の特別部会が昨年、タイムカード導入を緊急提言したことで、市教委は本年度当初予算に約六百六十万円を計上して準備を進めてきた。

 勤務時間の管理はこれまで、各校が表計算ソフトなどを使っていたが、カード導入で事務の効率化も図られるという。

 市教委の担当者は「出退勤時間を客観的に把握し、勤務時間を意識した働き方を推進して業務改善につなげたい」と話している。 (藤原哲也)