がんについて知ってもらい、自分や家族の健康を考えてもらおうと、NPO法人「県がん地域医療を考える会」は十四日、茨城町の明光中学校で講演会を開き、一年生約百五十人が参加した。

 講演会では、町内にある水戸医療センターの米野琢哉副院長が、がんを引き起こす要因や、生活習慣の改善が予防につながることなどを話した。クイズも交えており、生徒は手を挙げ、答えるなどしていた。

 元がん患者二人が経験談を語った。水戸市の野坂英一さん(75)は、八年前に胃がんの告知を受けた。早期発見したため、命の危険はなかったが、胃の全摘出手術を受けた。食事や運動に苦労があり、痛みを感じることがあったという。野坂さんは「手遅れになる前に検診を受けるようにしてほしい」と話した。

 講演を聴いた皆藤さくらさん(13)は「自分もがんになったら怖い。胃がないと、何をどう食べたらいいか分からず、不安だと思う。講演会で聞いたことを家族にも話したい」と理解を深めていた。  (五十木奏衣、菅野真二、水谷エリナ)