秋の全国交通安全運動が始まった二十一日、県警は、被害に遭う割合が高い高齢者の事故防止に重点を置いたキャンペーンを開始した。 (森雅貴)

 県警交通総務課によると、今年の交通事故死者数は二十日現在で百二十六人(前年同日比七人増)。全国ワーストの愛知県の百三十九人に次ぎ、千葉県と並んで二番目の多さだった。

 死者のうち五十五人が六十五歳以上の高齢者で、全体の約44%を占める。死亡事故は午後六〜八時の発生が多く、高齢者は歩行中に事故に巻き込まれる場合が多いという。

 自転車が絡んだ事故の死者数も二十日現在で三十四人と前年より十一人増加。埼玉は県民一人当たりの自転車保有数が全国有数で、対策が急務となっている。

 県警は多発する夕暮れ時の事故防止に注力。イベントなどで車や自転車の早めの点灯を呼び掛けるほか、反射材を配るだけでなく、その場で張ってもらうよう努める。

 交通総務課の池山良之次席は「運動をきっかけに県民一人一人に交通安全への意識付けをしてもらい、一件でも事故を防ぎたい」と話している。