◆世界フィールドアーチェリーV 横須賀の大貫さん「自信に」

 イタリアで今月上旬に開かれた世界フィールドアーチェリー選手権で、横須賀市浦郷町の大貫渉さん(24)が男子リカーブ個人で優勝した。同選手権で日本人男子が頂点に立つのは初めて。二十七日、市役所で上地克明市長に快挙を報告した大貫さんは「世界一になれたのはすごく自信になった」と喜びを語った。

 フィールドアーチェリーは、森や林といった自然の中のコースを回りながら、木の上などに設置された標的を狙い、合計点を競う。

 一つの標的を狙い続ける五輪種目の「ターゲット」とは異なるが、大貫さんが制したリカーブは使う弓の種類が同じ。両方で活躍する選手も多く、今大会の準決勝で破った相手は二〇一六年リオデジャネイロ五輪の銀メダリスト。「ちょっと出来過ぎ。ラッキーもあった」。決勝では地元イタリアの選手を58対47で撃破。「まだ全日本も制したことがないのに。気持ち良かった」と振り返った。

 小学五年でアーチェリーを始めた大貫さん。経験者の父に連れられ「くりはま花の国」(同市)のアーチェリー場で試しに矢を放ち、その魅力にはまった。立教大を卒業後、市内のプロパンガス販売会社「サガミ」に所属し、国内外の大会を転戦する現在も花の国を拠点に練習する。

 二年後の東京五輪出場を目指す。「この大会で得た自信は、五輪種目のターゲットにもいい影響を及ぼす。代表入りできるよう頑張りたい」と語った。 (福田真悟)

◆8月の競泳大会でメダル5個 大和の青木さん「経験に」

 八月に開かれた競泳のパンパシフィック選手権とアジア大会で計五個のメダルを獲得した大和市在住の青木智美さん(23)が二十七日、市役所に大木哲市長を訪ね、結果を報告した。同選手権は、米国や豪州をはじめ環太平洋地域の選手が参加し、九〜十二日に東京都で開催。アジア大会は十八〜二十四日にインドネシアであった。

 青木さんは自由形の選手として、混合と女子の400メートルメドレーやフリーのリレーに出場。金、銀各二個、銅一個のメダルを獲得した。金メダルに輝いたアジア大会女子メドレーリレーでは日本新記録を出した。

 青木さんは「全てのメダルにいい思い出がある。アンカーを務めて緊張はしたが、世界選手権や東京五輪につながる経験ができた」と振り返った。三歳で競技を始め、現在も市内を拠点に練習を積んでおり「これからも地域の人たちに応援してもらいたい」と話した。 (曽田晋太郎)