横浜を拠点に活動する女性三人組のボーカルグループ「横濱(はま)シスターズ」が、ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会に出場している二十カ国・地域の国歌などのメドレーを作り、動画投稿サイト「ユーチューブ」に掲載している。ライブでも披露し、反応は上々といい「来日客を歓迎し、友好につながれば」としている。 (志村彰太)

 メンバーは、リーダーでトークも担当するマホさん、主に高音を担うサチさん、低音のミワさん。それぞれ団体職員、看護師、服飾店員と別の仕事をしていたが、歌手になる夢を抱き、二〇一〇年ごろ横浜市内のボイストレーニングスクールに通い、出合った。

 レッスンが火曜日だったことから当初は「Tues」(チューズ)の名前で活動。スクールを通して依頼を受け、結婚式やイベントでR&Bやジャズなど英語の歌を披露していた。一五年にスクールを卒業し「横濱シスターズ」を結成し、これまでに三つのオリジナル曲を発表した。

 国・地域の国歌メドレーを考えたのは「世界への玄関口だった横浜から、世界の懸け橋になる歌を歌いたい」(マホさん)という思いから。「大事な国歌なので慎重に進めた」と、一つの国歌から二十秒を選ぶ際には、知人を介して知り合った各国・地域の出身者に助言をもらった。曲順はプールA〜Dの組み合わせに従うなど細部にも配慮し、八分四十秒のメドレー曲を完成させた。

 三日夜に新横浜ラーメン博物館(横浜市港北区)で開いたミニライブでは、各国の国旗を示しながら絶妙なハーモニーで歌い上げた。外国人客が口ずさみ、拍手を送るなど、会場は一体感に包まれた。マホさんは「各国の歌をつなげることで、ノーサイドの精神を広めたい」と話している。

 十三日午後四時からはJR川崎駅西口の「ラゾーナ川崎」でのイベントに出演。二十七日は横浜市中区の野毛地区で行われる「野毛長卓UTAGEプロジェクト」に出演する予定。