なぜかワクワクしてしまう夏の夜デート!
テラスや夜景もいいけれど、確実に落としたい夜はちょっと切り口を変えて、しっとりと灯りを落とした暗めレストランなんていかがだろうか。

非日常的な未体験ゾーンが2人の距離を近づけてくれ、デートの勝率もグッと上がるはず!


完全な隠れ家シャンパンバー『Bar nanony』

階段を降りて戸を開けると、いい女の残り香のような甘い匂いが鼻孔をくすぐる。そして出迎えるのは、紅顔の店長。

壁もテーブルも黒で統一した限りなく暗い店内では、キャンドルとバックボードのスカルが妖艶に光る。すべてが都会的、かつドキドキするほど怪しい……。

ここ「Bar nanony」は住所も電話番号も非公開、看板もなく紹介制という、完全な隠れ家シャンパンバー。

3人の夜遊び好きなオーナーが2013年5月にオープンさせた、いたずらな社交場である。あるのはシャンパーニュとプレミアムテキーラのみ。

閉店時間は最後のキャンドル1本が消えるまで、と店はあくまでゆるくラグジュアリー。

本来は紹介制でしか入れないところ、東京カレンダーの読者であれば、週に一度Facebookからの連絡で入店が可能に。友達(東京カレンダー)の友達(あなた)として訪れ、軽快に泡酒を楽しんでいただきたい。


使い勝手のいい合コン仕様のお店『マディソン ニューヨーク キッチン』

緑のアーチをくぐって店内に足を一方踏み入れると広がる異空間。

NYのクラシックホテルを現代風のデザインにリノベーションしたような『マディソン ニューヨーク キッチン』。


赤やゴールドを基調にした、ほの暗い店内には無数のランプが並び、妖艶な印象。

こちらが新たに提唱するのはコーナースタイル。

「横並びでも対面でもなく、これぞ、男女のキョリを自然に縮めてくれる位置関係」という考えのもと、L字の席を多数配置している。


100個のさまざまなシェードランプたちが生み出す柔らかい明かりがムーディな雰囲気で全てのフロアーがBarのようだから、店を変えずにフィニッシュまで楽しむという使い方もできる。

女子を知り尽くした人気店が手がけるだけに、好評価間違いなしだ。


しっぽり暗めのカウンターで、粋な寿司を!

日本一美しいカウンターを構えた鮨屋がオープン『鮨 ニシツグ』

『鮨ニシツグ』は、予約の取れない店…で有名な恵比寿『鮨早川』の姉妹店。

海外からの観光客などを特に意識し、モダンジャパニーズの空間を再現。まさしくミニマリズムで、“禅の思考”を表現しているようだ。

今までのカウンターの常識を変え、入店するとエッジから奥まで続く一枚のカウンター。まるで滑走路のように延び、暗闇に続きこれからフライトするようなイメージが連想される。

日本一美しいカウンターと、日本一上品な雰囲気が漂う鮨屋であることは、間違いない。


メニューは「おまかせ」のみで、値段は18,000円〜。江戸前鮨をベースに、伝統技術・最新技術・最新機材を使用した、いわゆる“ハイブリッド鮨”である。

〆には、大トロを炙り・白・黒トリュフをすり卸し合わせる巻物 「早川スペシャル」を堪能しよう。

こちらは、今や多くの人を虜にする名物である。また、シニアソムリエ厳選ワインや日本酒、プレミアなどなど。豊富に揃えられた高品質なドリンクも、魅力的だ。


芸術的に握られた鮨を目の前で。見とれてしまうほど美しい。


ソムリエが厳選した、鮨に合うワインを頂こう。


カウンターの途中には、シンボルである「五葉松」が配置されている。常識では在りえないだろう。

店内は、黒漆喰をメインにカウンター上には伝統的なあしろ。しかし、これも常識を覆しマットな黒に。

カウンター正面には、魔除けの狐面が飾られている。


恵比寿駅から1分、恵比寿1丁目交差点のビルを3階まで階段を上る(エレベーターはない…)。

看板も、何も表記のない青い鉄扉のドアを開け中へ入ると、そこには選ばれた大人だけの空間が広がる。

デートの勝率を確実に上げてくれることは間違いないだろう。


アットホームで暖かな空間で本格フレンチを。

異国にタイムスリップした気分でワインを飲む夜『ダム・ジャンヌ』

初めてここ『ダム・ジャンヌ』を訪れる客は、誰もがドアを開けた瞬間に驚くはず。なにせ足元が見えないくらい暗く、“本当にレストラン!?”と思うほど。

店内の照明はじんわりと燃える細く長いキャンドルのみ。 しかも人のいる席しか火が灯されないので、一番目の客ならことのほか暗い。

微かに揺れる灯を隣にワインを飲んでお喋りに興じれば、いつの間にか時間の感覚がなくなる。内装のイメージは、松野さんがフランス修業時代に働いていた店のマダムの別荘。

パリ近郊にあったその別荘で体験したのがキャンドルの晩餐だった。その雰囲気に近づけるため、内装はパリの蚤の市で買いつけた一点もので揃えた。銀の蝋燭立ては1900年初頭に作られた貴重なもの。


そんな細部にこだわって作り上げた異空間で食べる料理「鴨足コンフィーとカスレ」は、鴨の皮がパリっとして、味付けは黒胡椒が効いてスパイシー。

その他、お酒好きな店主ならではのワインが進むフランスの伝統料理が揃う。


色っぽい空間のなか、夜が更けるにつれ短くなっていくキャンドルを眺めながら心地よく酔えば、すぐそこの賑やかな渋谷の街から一変、非日常的なディープさに包まれるのだ。


ラーメンだって、こんな雰囲気でいかが?

デートで使えるユニークなラーメン店 『ゲンエイワガン』

店へと降りる階段は暗く、ドアを開ければ、そこはよくあるラーメン屋とはかけ離れた、まるで怪しげなバーのような内装。そして、ラーメンのメニューはない……。

こちらの店では、コース料理の〆としてのラーメンが提供される。そのラーメンは日本一加水率の高い麺で、味はもちろん、作る工程がエンターテインメントだ。


ストレート麺を力強くこね、手を離すと次の瞬間には縮れ麺になっている。

粉も製麺機械もオリジナルのものを使用しており、配合にも秘密がある。そして麺の熟成期間はなんと1カ月。

そして次に驚くのが、茹で時間がわずか10秒ほどだということ。結果その麺は、こしが強く、食べ終わるまで麺がしっかりしている。


"フレンチの鉄人"が通い、あのロブション氏も驚いたというラーメンが旨くないわけがない…。

きっと今までのあなたは、ラーメンに対する価値観を塗り替える程の衝撃を受けることだろう。

この未体験ゾーンな味と暗闇空間が2人の心の距離をグッと縮めてくれるに違いない。


しっぽり暗めのバーならここへ!

照明を極限まで落とした暗闇が2人の心の距離を近づける『bar 松虎』

照明を極限まで落とした店内に、囲炉裏の温かな灯りがぼんやりと照らすという、なんともエロいシチュエーションを提供してくれる『bar 松虎』。

こんなところに連れられたら、どんな女性でも“この人私に気があるのかな”と思ってしまう、そんなバー。

場所は恵比寿・西口。駅から徒歩3分、渋谷川を越えてすぐの場所にある。

小さな看板を目印に、階段から2階へ上ると、店内では静かな非日常空間の中、BGMのように響き渡る炭の音。パチパチと弾けるその音はまるでリズムを刻んでいるかのよう。


食事の後に少し食べたりないときは、中央の囲炉裏でバーテンダーが丹念に焼きあげるという干物や旬の野菜の炭火焼きをオーダー。

合わせる酒はワインやシャンパンはもちろん、全国の日本酒や焼酎も揃う。

口説きたい夜は、女性に人気の「季節のフルーツカクテル」もチェックしてみてほしい。

ちょっと背伸びをしたいときに勇気を出して暗闇に飛び込んでみよう。彼女との世界をまたひとつ、広げられるかもしれない。