教育は平等、ではない。

親の経済力が子どもの教育や学力に反映される「教育格差」。

東京の中心で暮らす裕福な家庭では、子どもの教育に桁違いの金額を費やしていると聞く。

東京カレンダーでは、熾烈なお受験戦争を勝ち抜いた母親たちに話を聞いた。

知られざる、お受験の世界。

その舞台裏は、常識からかけ離れたものだった。

「華麗なるお受験」一挙に全話おさらい!


第1話:年間学費300万!インターナショナルスクールの知られざる世界

彼女は今年7歳になる長男を、著名人のご子息も数多く在籍することで有名な、港区にあるインターナショナルスクール(以下、インターと表記)に通わせている。

「インターには、ファッションも考え方も、コンサバな人は皆無です」

エミさんは、そう断言する。それには、明確な理由があるのだという。実は、インターに子どもを通わせる親たちは、日本の義務教育システムを無視しているのだ。そのため、区から警告文のような書類が届くのよ、と苦笑いで教えてくれた。

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第2話:型にはまらぬ人生を。多額の投資も厭わない、インターママのあり余る愛

「すみません、今日はあまり時間がなくて…」

申し訳ない、という表情は露ほども見せずにそう言って、美沙さんは我々を扉の向こう側にあるカフェテラスへと誘った。

「今夜は、息子の学校でガラパーティーがあるんです」

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第3話:「わきまえられること」が肝要。名門お嬢様学校、白百合学園の教え

「お待たせしました」

時間ぴったりだというのに、先に席に着いていた取材班を目にすると、薫さんは小走りで近寄ってきてくれた。

グレーのトップスに黒パンツ、足元は歩きやすそうなローヒール。薫さんの装いは非常にシンプルかつ実用的で、化粧も最低限。高級品は見当たらないその質素な佇まいに、取材班は拍子抜けしてしまった。

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第4話:願書に「福翁自伝」の感想欄が...!慶應義塾幼稚舎受験の恐るべき実態

桜子さんの内側から滲み出るのは、母に徹する女の覚悟。その凜とした美しさを前にして、飾り立てた美などは一瞬で霞んでしまう。

取材班は、自身が持ってきたシャネルのバッグをそっと目につかぬ場所に隠し…まずは気になる、あの質問を投げかけた。

「桜子さんご夫妻も、やはり慶應のご出身なのですか?」

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第5話:“普通じゃない”思考を養う、幼少教育の最新トレンドに迫る

早希さんの振る舞いは、気さくでありながら決して品を失わない絶妙なバランス感覚を保っている。それはやはり、彼女がかの名門お嬢様学校、白百合学園育ちだからだろうか。しかし聞くところによると、彼女は自身の娘を敢えて公立小学校に通わせたのだという。

彼女のスムージーボンボンが運ばれてくるのを待って、取材班は切り出した。

−お嬢様も白百合に通わせたい、とは思わなかったのですか?

その質問を聞くや否や、彼女の顔から笑みが消えた。

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第6話:慶應義塾幼稚舎コミュニティに所属する事で得られる、強固な絆とその真価

1時間と約束していた取材時間は、桜子さんの話があまりに刺激的であっという間に過ぎてしまっていた。

「いえ、あと30分くらいなら大丈夫です。お迎えとかはないので…幼稚舎は原則、送迎禁止なんです。私たちは入学式もバスで行きました」

これまた意外だった。日本の政財界を支える企業の御曹司やご令嬢が集う幼稚舎であるから、登下校時刻には正門前に高級車がずらりと並ぶものだと思っていた。取材班がそう伝えると、桜子さんは軽く頷き、思い出したように少し笑ってこう付け加えた。

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第7話:早稲田初等部で出題される6つの項目。その中でも重視される、意外な資質

店に現れた聡美さんは、ビジネスライクな声色で取材班に軽く会釈をした。

てろんとした素材のとろみトップスに、深いグリーンのミモレ丈スカート。シンプルながら洗練されたフォルムのバッグはヴァレクストラのものだろう。聡美さんは言われなければ絶対に子持ちには見えない、できる女の風を吹かせた女性だった。

聡美さん自身にも興味がわくが、雑談をしている時間はない。取材班は挨拶もそこそこに、さっそく本題に移ることにした。

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