初デートは、戦場と言っても過言ではない。

会話を盛り上げるために頭を高速回転させる男。それに合わせつつ、ちょっとした言動や会話で男をふるいにかける女。

モテる男女とは、いったいどのような会話を繰り広げているのか?

そして皆さんは、他人の2人きりの会話をしっかりと聞いたことがあるだろうか?



今回、「東カレデート」内で 実施した“あなたのデートに同行・取材させてください!”というハードな募集に、230人のハイスペックな男女が集結。その応募者の中から、編集部が好みにあわせて二人をマッチング!

全く初めて顔をあわせる二人のガチンコ“初デート”の実況中継を、ここにお届けする。



誠実を絵に描いたような外資コンサル男 VS 超絶美人CAが登場!


7月28日(木)、20時。

早速、今回めでたく東カレによりマッチングし、初デートすることになった2人の経歴を紹介したい。

男性の名前は誠人(仮名)、32歳。
大手町にある外資系コンサルティングファームで働くビジネスマン。かっちりした灰色のスーツに身を包み、華美ではないが機能性の高い靴や時計を身に纏っている。

「どうも」

先に部屋で待機する誠人は、東カレ編集部に、朴訥とも思える挨拶をする。

“銀座の高級フレンチで、美人な見知らぬ女性とデート”という、普通なら浮き足つシチュエーションだが、誠人からそんな雰囲気は一ミリも滲み出ていない。その余裕は一体どこから来るのであろうか。

お相手の女性は、絵美(仮名)、28歳。
大手航空会社のCAだという彼女は、モデル級のすらりとした長い手足にくっきりとした顔立ちで、エキゾチックな雰囲気のTHE・美女だ。黒いレースが胸元にあしらわれたワンピースが、艶めかしい。

東京に住むハイスペックな男女ということ以外、これと言った共通点は見当たらない二人。

いよいよ絵美が部屋に入ってくる。

朴訥なコンサルタント・誠人は、妖艶な美女を目前に、一体どんなトークを繰り広げるのだろうか?


とびっきりの美女との初デート。最初の話題は何にする?

初デートでの、最初の言葉。あなただったら何を言う?


いよいよ時間になり、誠人がやや緊張した面持ちで待っていると、颯爽と絵美が現れた。



誠人は絵美の方にちらりと目をやったが、すぐテーブルに目を落とした。スタイルの良さが際立つ絵美のセクシーなワンピース姿を見て、目のやり場に困ったのだろうか。

バラの花びらが一面に敷き詰められたテーブルを見て、彼女が感嘆の声を挙げながら席に着くと、その場の空気が少し和む。名前だけの自己紹介から始まり、ディナーがスタートした。

誠人「・・・今日は、お仕事でしたか?」

思い切って言ったであろう、しかし何とも無難な彼からの一言で、会話が始まった。

絵美「いえ、実は今1ヶ月の長期休暇で」
誠人「どういったお仕事なんですか?」
絵美「仕事は・・・CAしてます」
誠人「・・・」

答えに一瞬ためらった彼女を察した気遣いなのか、なんと誠人は彼女の答えを軽くスルー!

CAという職業に浮かれる自分を見せたくないのだろうか。それとも外資コンサルという仕事柄、あまり顔には出さず淡々と会話を進めるタイプなのか。いづれにせよ、彼女の肩書には微動だにせずである。そして、こう続けた。

誠人「1ヶ月、何してるんですか?」
絵美「引っ越しをしようと思ってるんですけど、ほぼ旅行に使ってます(笑)」

その後は、絵美が旅行先で食べた物の話に。

「嫌いな食べ物がない」という絵美は、「台湾の臭豆腐(シュウドウフ)」や「マレーシアで食べたドリアン」の話をするが、この「旅行先で食べた珍しい物」というCA感全開な彼女の話で、会話のペースは一気に絵美に。
誠人はやや押され気味な様子である。



そして本日1個目の地雷を踏んでしまう誠人


その後、「食」の流れから、「お互いに好きな食べ物」という、王道かつ無難な話題へと二人は推移する。

誠人「好きな食べ物は、何ですか?」
絵美「私、お肉派で。今度資格取ろうと思ってるんですよ」
誠人「資格?」
絵美「お肉博士っていうのがあるんです」
誠人「へぇ〜。面白そう」
絵美「もう少しこじゃれたのないかなって探してたら、お肉グルメマイスターっていうのもあるらしくて」


誠人「へぇ、そう言うのがあるんだ。でも普通CAさんはお酒の資格で、ソムリエとかとるんじゃないですか?」

絵美「・・・それは嫌なんです。CAです、ソムリエです、って面白くなくないですか?」

きっぱりとそう言い切った絵美。

それまでは、無難な話題に “そつなく”答えていた彼女だったが、「CA=ソムリエという方程式に、私を当てはめないで!!」という鬱憤が放出された形だ。

絵美「人と違うことをしたほうが、面白くないですか?」
誠人「それは、そうだね」

デート開始30分。これまでの会話から、二人の共通点はゼロに近く、会話も弾んでいるとは言い難い。
本来弁が立つコンサルである誠人に至っては、自分の事を喋った時間ははほぼ「0」。だが、朴訥な誠人は、無理にリカバリーをする気配もない。

しかしここから、絵美が徐々にスパークし出す!


共通点もなくイマイチ盛り上がらなかった序盤だったが…?

彼女からの無茶ぶりに、あなただったらどう返す?


盛り上がりきれない二人の元に、前菜3品目である“ブラックペッパーとアンショビを添えたライスペーパーのフライ”が運ばれた。

会話が一旦中断したその瞬間、まるで今回は“捨て”試合と判断したかのようなまさかの”無茶ぶり”を突如彼女は放り込んできた。


絵美「食レポしてみてください♡」

「珍しい組み合わせですね。食レポしてみてください♡」

しかし、そこは外資コンサルである。
美味しいレストランも十分にまわっているであろう。その知見から、一体どのような言葉発せられるのか、一同は固唾をのむ。


誠人「・・・濃いですね」


絵美「食レポになってないです(笑)!お酒に合うってことでいいですか?」
誠人「ナイスフォローです」

相変わらず朴訥と誠人がそう言うと、絵美は「うふふふ」と少し鼻にかかった甘えた笑い声を出した。どうやら、誠人という人は、本当に聞き役に徹する、自分を全く飾らない人物であることに絵美が気づき始めたようだ。

ここまで実に60分。いまだ自分のエピソードや仕事の話を1秒もしないような誠人を相手に、飾った会話をすること自体が無意味なのである。

美人CAを前に、血気盛んに自分をアピールしまくる男は、絵美の前に何人もいることであろう。しかし、目の前の誠人は違う。自分を大きく見せるという発想など欠片もないのだ。

果たしてこの誠人の態度が、天然ではなく計算なのだとすると、恐るべし、コンサルである。

初デートで「食レポしてください」という振りをする、計算なのか天然なのか、男心を自由自在に振り回す絵美。そんな彼女に何の不平も示さず「濃いですね」の一言を絞り出す誠人。

無言の時間でもやや笑顔でいる二人。二人の雰囲気は確実に変わりつつある。


意を決した男からの、軽いジャブ。彼女の反応は?


絵美は誠人に興味を持ち始めたのか、その後、誠人に「好きな食べ物」を聞き返す。その熱量はやや多めだ。

絵美「誠人さんは、一番、何が好きなんですか?」
誠人「うなぎかな」
絵美「今年、土用丑の日、2回ありますもんね」
誠人「そうなんですか?」
絵美「そうですよ〜!行かれました?」
誠人「いや、今年はまだ1回も食べてません」
絵美「・・・」

さすが、一番好きな食べ物ですら、今年はまだ食べてないと言い切る誠人。今年はもう8月。鋼のメンタルである。

ところが、誠人が思わぬ会話の流れを見せる。
誠人は意を決したようにうつむいてこう言った。


誠人「だって、うなぎって一人じゃ行けなくないですか?」

そうであろうか?
スイーツが売りのファンシーなカフェやら、表参道あたりで女子会のメッカになっているようなイタリアンならわかる。

彼がひとりで行きづらいと言っているは、「うなぎ」である。


誠人「誰か、誘って行こっかな(ぼそり)」

誘いだったのである。

その声は通常時のボリューム1/2以下で、何とも弱々しい。鋼のメンタルの外資コンサルと言えど、やはり人である。明らかに意を決して発したであろう誠人のセリフに、絵美はどう答えるのだろうか?


絵美「一人じゃ行きづらいかもですね。私は、家の近くにたくさん同期が住んでるから、みんなのLINEに流せば、必ず誰か行く人が見つかるんですよ」


!!!

その後用意していたであろう、誠人の「良かったら、今度一緒に」という流れを華麗にスルー!

やはり彼女にとってこれは捨て試合なのだろうか?

さすがに誠人も大いにがっかりしたと思うが、それはおくびにも出さず、その後はまた彼女の「引っ越し話」に戻り、聞き役に徹している。2回目の「引っ越し話」である。

勝負をかけた挙句、振出しに戻った状態だ。

それでもまだ、誠人に焦りの色は見られない。

しかし誠人の口説き文句(になる直前の一言)に対する、絵美の「スルー地獄」は、まだ序の口であった。

▶NEXT:8月15日火曜更新予定 “捨て試合”だった女の心が揺れた瞬間とは?(後編)

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