コスパがいい焼き鳥は数あれど、南青山の人気店『七鳥目』のお得さはひと味違う。7本の串に加えて、旬の食材を使用した一品料理などお腹いっぱい楽しめるのだ。

また、事前に相談は必要だが、コースで使用する部位や食材を選ぶこともできる!

今回は『七鳥目』の魅力をコース全品とともにお伝えしよう。


席に付いたらあとは身を委ねるだけ

名店ひしめく南青山エリアのなかでも『七鳥目』は、2016年10月にオープン以来、食通たちが放っておかない場所のひとつだ。

同店のオーナーは代官山『こけぴよ』出身の川名直樹氏。数々の焼鳥屋を食べ歩き、研究を重ね、和食の経験も活かして辿り着いたのが現在の『七鳥目』のスタイル。

川名氏が全身全霊で作り出すのは、その時期の旬を取り入れた渾身のワンコースのみ。あれこれ考える必要は一切なく、席について好きなお酒とともに、ただ味わえば良い……これこそ最高の贅沢だろう。


絶品串の合間に繰り出される一品料理が小気味良いリズムを作る

『七鳥目』の「おまかせコース」は、その日やお客の好みによって内容が異なり、いつ訪れても違った味に出会えるのが嬉しい。

この日は、先付けの「トウモロコシの茶碗蒸し」からスタート。先付けには必ず旬の野菜を使用するよう心がけていると川名氏。

彼の和食の経験を活かした一品料理は、繊細な味わいでこれから出てくる串への期待を高めてくれる。


同店で使用される鶏肉は、水郷赤鶏と松風地鶏の2種。

串は基本的に水郷赤鶏、完全無薬の安全飼料でのびのびと育てられた松風地鶏は、「ささみの和え物」などで提供しているという。


串の1本目で登場する「せせり」は、身の厚みを手のひらで確認しながら、折りたたむように打ち、厚みを順に変えることで、噛んだ瞬間の食感が楽しく旨みがぎゅっと溢れ出るのだ。


この店のつくね、絶品です!

レバパテでまったりとお酒を楽しんだ後は、「もも」が登場。ただの皮付きもも肉と思うことなかれ。

実はこちら一度、身と皮を分け、余分な脂を取り除いてから巻き直しているのだ。


そんな一手間が生み出す極上の味わいに酔いしれていると、「松風地鶏のささみの和え物」、大葉が良いアクセントになった粗挽きの「つくね」と次々に繰り出される名技にコース中盤にしてノックアウト寸前だ。


コースの終盤は旬の一品料理と野菜串。

揚げたて自家製の厚揚げは絶品!表面カリッ、中はジュワッとした食感を楽しんで。


「野菜串」


〆まで気が抜けない!親子丼に濃厚スープが待っている

コースの〆にはぜひ親子丼をオーダーして欲しい。

有精卵を使用した濃厚な一杯で、串や一品料理ですでに満たされているはずのお腹にもスルッと入ってしまうほどの美味しさだ。

松風地鶏の身の柔らかさ、半熟に仕上げられた卵の口当たり。飲めてしまいそうなほどスルッと口から喉へとおりていく。


そして最後は松風地鶏のバラ肉からとった出汁で作られる濃厚スープ。

じっくりと弱火で炊き、丁寧に出汁をとられたスープはコースのラストをしっかりと支えてくれる。


カウンター席の奥には個室も備える