今週も恵比寿で飲もう!そんな気分の時には、美味しい料理を食べて飲んで、お財布にも優しいならベストだ。

今人気を集めているのが、たっぷり食べて飲んでも1人1万円でおつりがきてしまうコスパ抜群レストラン。歓送迎会が増えるこのシーズン、しっかりチェックしておくべし!


海鮮から肉、〆までとにかくコスパ抜群!『不愛荘』

足元に灯るランプの明かりを頼りにマンションの3階へと進む。

恵比寿駅から徒歩3分ほどで辿り付く恵比寿南1丁目。近年食通たちが注目する名店がこぞってオープンするエリアの一角に『不愛荘』はある。

店先に掲げられる看板はなく「てっぱん」と書かれたひょうたん型のランプのみが同店の目印だ。普通のマンションのような佇まいに、「本当にここ?」と思わずには居られない。


この扉を躊躇なく開けることが出来るようになれば大人の称号を得たも同然


鉄板を囲むように座れるテーブル席も備えるが、おすすめはやはりライブ感のあるカウンター席だ


おまかせコースは4,000円〜選べるが、一番人気は今回ご紹介する6,000円コース。予約の時に好みのコースをオーダーしておけば、後は好きなお酒を選ぶだけ。

料理は目の前で繰り広げられる大将のヘラさばきを眺めつつ、身を委ねればいい。


コース最初に登場するのは「季節の海鮮盛り合わせ」。

昔から付き合いのある仲買人さんから仕入れる新鮮な旬の魚貝を使用しており、日によって少しずつ内容が変わっていく。


コースのなかでも人気が高いのが「焼きうに、おこげイクラのせ」。

香ばしいおこげと、炙ったうに、そしていくらの旨みが、一体となって口いっぱいに広がるのだから美味しくないはずがない。


同店で6,000円コースを特におすすすめするのは、A5ランクの黒毛和牛のランプとイチボという2種の部位が楽しめることにある。


このお肉が大将の腕にかかると、悶絶級の旨みを含んだ絶品肉へと変貌するのだ。


コースの〆はお好み焼き、そばめし、葱焼きなどから選べる。この日は九条のスジ豚葱焼きをセレクト。


2時間半ほど下煮した後で甘辛く煮込んだ牛スジをたっぷりと生地の間に潜ませたネギ焼きは、〆ではあるが堪らずもう一杯をオーダーしてしまうこと必至の一品。


隠れ家感と最高コスパを兼ね備えた『不愛荘』。もちろん今回紹介したコース内容は、ごく一部である。この他にも、焼き物や小鉢物など、メイン級の料理の合間にも数品が提供され、満腹になれることは間違いない。

恵比寿南一丁目エリアにある『不愛荘』。このエリアの隠れ家を押さえておいてこそ、真の「遊び慣れた大人」と言えるだろう。


いまエビージョが最もアガるイタリアンならココ!

コスパ抜群!恵比寿で今行くべきイタリアン『セルサルサーレ』

恵比寿で今最も注目されるイタリアンといっても過言ではないだろう。 魚介を使ったまるで鮨のような一口パスタが人気で、店名は「塩」を意味する『セルサルサーレ』。

コースの最初に提供されるのは「天然の真鯛の冷製カッペリーニ」である。店で最初に口にする料理にスペシャリテである冷製カッペリーニを、一口サイズに配するプレゼンテーションがニクイ。

長崎県産の鯛に塩をふり、鯛のエキスを塩の浸透圧の力を使って抽出するのがポイント。そのエキスとゆであげたカッペリーニを何度もかき混ぜてパスタの小麦の成分が溶け出し、とろみが出る。

そこへトマトの透明なエキスを入れ、さっぱりと仕上げ、塩分は最後に0.1gほど一番神経をつかって追加する。その美味しさに「もう1本食べたい」と誰もが思うはずだ。


極上スペシャリテでスタートを切ったコースの2品目は「季節のビシソワーズ」。一見何の変哲も無いじゃがいもの冷製スープのようであるが、やはりしっかりと小技を効かせてくれている。

提供される時「季節のフルーツを混ぜています。何か当ててみて下さい」とスタッフから突然クイズが出されるのも一興。テーブル内での会話はもちろん、スタッフとの会話も生まれ、初訪問の緊張感もここですっかりほぐれてしまう。


そして、「あの冷製カッペリーニ、もう1本食べたいな……」という心の声が聞こえたかのようなタイミングで、もう一口出てくるのがうれしい!

今度は「カリフラワーソースと生うにの冷製カッペリーニ」の組み合わせで。これはもはや「鮨」である。

またあのパスタの感動を、今度は違った味わいで楽しめるのかと心が弾む。食材、パスタ、ソースが全て口へと運ばれ、一瞬で完結する今までにない一品といえるだろう。

コースはまだまだ前半戦。同店のコースはワンコースのみで価格は5,500円(月により多少変動あり)というお得さも魅力。


「甘鯛の鱗焼き」。甘鯛特有の旨みの強さをナスタチュームの辛味でリフレッシュ。下には根セロリのピューレ、上にはオリーブオイルの泡、オリーブパウダーが添えられている


「季節野菜とスルメイカのグラタン」。魚醤で焼いた蓮根、ニンニク油で焼いた長芋、バターで焼いた里芋という3種の野菜に、スルメイカのスパイシーなラグーをかけて、焦がしたイカソースで香ばしさと苦みをプラス。上にはピリッとしたサラダ、コリアンダーや胡麻、塩コショウなどスパイスを混ぜたパン粉がさらに味わいを加えてくれる


「フォアグラのブリュレ」。フォアグラもパンも甘めの味付けであるが、パンにはエスプレッソの粉を練り込み、フォアグラは表面を焼き、それぞれに苦みもプラス。また塩は、濱口氏が独自に配合したフォアグラ用の塩を使用


「安納芋のスープ」。200度のオーブンで焼き上げた安納芋をポタージュにして優しい甘みのスープにし、自家製のベーコンとトリュフとブッラータチーズを合わせた。※こちらはビシソワーズと2つ目の冷製カッペリーニの間に登場


「旬の貝のバター焼き」牛だしやブランデーなどを加えて、しっかりと作り込んだ自家製バターで焼き上げる貝は絶品。残ったバターソースはフォカッチャに付けて召し上がれ


「北海道苫小牧産のフォルスタインのロースト」。最後は、やはりイタリア料理らしさも演出したいと、シンプルに食材の味を楽しめる料理を提供することが多いという。インカのめざめを燻したマッシュポテトやグラダパダーノも美味


次の一手が読めないだけに、季節が変わる度に訪れたくなる。シンプルな美味しさの上に、フレッシュな感動をプラスしてくれる濱口氏。

一度訪れ、この美味しさを知ってしまったが最後、誰かにこの感動を伝えずにはいられない。

そんな名店『セルサルサーレ』は、2017年春に三宿から恵比寿に移転し、さらに通いやすさがアップ!予約困難になること必至だ。


今日はしっぽり和だな〜という気分の時はここ!

こういう店を行きつけにしたい!大人が通う名酒場『おじんじょ』

恵比寿駅から徒歩4〜5分。恵比寿西1丁目の五差路のほど近く、裏路地にひっそりと佇むのが『晩酌屋 おじんじょ』。ここが、「適度な隠れ家感」と「美味しい料理」、「居心地のいい雰囲気」という、大人が通う名酒場の条件が揃う、稀な店のひとつである。

この店の名物は、「神明鶏の肉汁焼き」だ。ほどよい弾力とコクのある旨みが特徴の広島県三原産の「神明鶏」を、じっくりジューシーに焼き上げており、一度食べたらヤミツキになる味わい。

丸鶏のまま仕入れ、店でさばいた後、塩、コショウ、ローリエ、オリーブオイルと酢で作る特製調味料に1日漬け込む。そして注文が入ってから250℃のオーブンで27分、じっくりと焼き上げていくのだ。


食事とともにこの店のもうひとつの名物である瀬戸田産のレモンを使用した「レモンサワー」と一品料理を味わいたい。

レモンサワーは、なんと6種を揃えるほどの力の入れよう。この店では、1杯目からレモンサワーを注文する客も多いのだとか。

気になるラインナップは、スタンダードな「いつもの生レモン酎」をはじめ、ハチミツレモンとミントが決め手の「ミント香るレモン酎」、瀬戸田のレモンで作った自家製「レモン塩」を入れながら飲む「瀬戸田のレモン塩de酎」など、目移り必至のバリエーション。


迫力のビジュアルで登場する「おじんじょのポ・テ・サ・ラ」は、クリーミーでシンプルなポテトサラダに、カレー味のたくあんをのせた人気の一品。


最近人気が急上昇しているというのが「うにといくらとからすみのこぼれる小鉢」。

ショットグラスに大根おろし、和風出汁のジュレを入れ、その上からいくらからすみ、うにをこれでもかと盛りつけた一品だ。


和風ジュレと大根おろしと、魚卵たちを豪快に混ぜながら食べれば、さまざまな旨みが口のなかで弾けていく!

海苔にひと口サイズのご飯が付いたトッピングをプラスして、クルッと巻いて食べるのもおすすめだ。


「神明鶏の肉汁焼き」は、先ほど紹介した「上」と呼ばれる手羽むねと、「下」と呼ばれるもも肉の2種が用意されている。 それぞれボリューム満点なので、2名ならどちらかひとつ、4名以上ならば2つ頼んで味の違いを楽しむのがいいだろう。

ただどちらかひとつ頼んだら最後、「こっちはどんな味だろう…」と興味をそそられずにはいられないはずだ!


「下(定番もも肉)」(1,480円)。むね肉に比べ、脂の美味しさと弾力を楽しめるのがこちら


いつも賑わう店内の様子は店先から伺える


大皿に盛られた料理が目の前に並ぶカウンター席、ハイチェアのテーブル席に、ロフトの座敷も有り、利用幅の広さも魅力。もちろん一人でしっとりとカウンターで飲むのもいい。

気の知れた仲間とのひと時は、こういうちょっと気の利いた場所が最適。 自分だけの「恵比寿の止まり木」として、覚えておきたい店なのだ。


まだ肌寒いからしっぽりとり鍋でも、という日ならココ!

都内でココだけ!宮崎名物「しゃん鍋」を堪能『いえ村』

どんなシーンでも駅から近いという条件は、重宝するもの。しかし同時に、駅近のお店は騒がしい……というイメージを抱きがちで嫌煙してしまうことも多いはず。

そんな時に覚えておきたいのが『いえ村』だ。駅からわずか徒歩3分という好立地でありながら、店の敷地に一歩足を踏み入れた瞬間に、駅前の喧騒が嘘のような世界観へと誘ってくれるうえ、料理も絶品という名店である!


まるで高級料亭に向かっているのかと思えてしまうほど、しっとりとした雰囲気に包まれる石畳。

ほどよい緊張のなか店の扉を開けると、出迎えるのはオープンキッチンと、広々としたカウンター席だ。料理人たちが繰り広げる調理ライブを眺めつつ、席に付けば初訪問の緊張感は自然とほぐれていってしまうだろう。


宮崎県へ行ったことのあるグルメな人なら知らない人はいないと言われるほど人気店である『おらが村』。

このお店の名物「しゃん鍋」の美味しさを、もっと多くの人に知って欲しいという想いから、『おらが村』の二代目である松山一志氏と、現地で修業を積んだ2人の料理人が現地の味を忠実に再現。東京で初めて「しゃん鍋」の提供を可能にしたのだ。


「しゃん鍋」とは、鶏ガラスープで鶏ミンチや、鶏肉、野菜などを味わうシンプルな鍋である。まず注目すべきは、透き通った鶏ガラスープだ。

鍋が運ばれてきくるとすぐに、このスープだけを味わうのだが、思わず一気に飲み干してしまいそうになるほど美味しい。3〜4時間ほど沸騰させないように、丁寧に作られておりあっさりとしていながらも、旨みがしっかり広がっていく。


そのスープを味わった後には、国産若鶏の数種類の部位をブレンドしミンチにした鶏ミンチを団子状にして、鍋に投入。


この鍋の美味しさを際立たせているのがつけダレとして提供される「白ポン酢」だ。

秘伝の製法で作り出される白ポン酢は、さっぱりとした後味で食べるほどに食欲が増していくような気さえしてしまう。爽やかな酸味は優しく、素材の旨みを存分に引き立ててくれるのだ。


スープと鶏ミンチをシンプルに味わった後は、鶏もも肉や野菜を入れて召し上がれ。


そして、鶏ミンチや野菜の出汁がたっぷりとスープにしみ込み、お腹も五分目に達したところで〆の雑炊へ。

ニラとニンジンという新たな野菜も追加されて、さらに旨みをアップさせたところにご飯と入れ、良く溶いた岡山県産のこだわり卵を流し込み完成。


名物「しゃん鍋」の合間には鶏だしを使用した一品料理も味わっておきたい。

「鶏だしでつくる だし巻き玉子」や「鶏だしでコトコト炊いた大根」など、出汁の味わいに自信があるからこそできる、シンプルな味わいの料理は、お酒との相性も抜群である。

駅は近くて、なおかつ雰囲気も抜群にいい上、料理も抜群に美味しい店を知っていて損はない!この冬ぜひ訪れておきたい名店だ。


知ってたら絶対使える!駅近なのに隠れ家!

駅前の雑居ビルに大人向けカウンターを発見『ekao』

恵比寿駅西口より徒歩1分の小さな雑居ビル。エレベーターもないこのビルの階段を3階まで上った場所にある隠れ家イタリアン『ekao』がある。

こじんまりしているが、確実に旨い料理が食べられてBGMもセンスよく、一人で来てもしっぽりデートにも居心地がいい店だ。


少し灯りと落とした空間で、カウンター奥のブースからはゆったりとした音楽が流れてくる。

その時の店の雰囲気や客に合わせて音楽がチョイスされ、様々な顔を見せてくれる。音楽好きにはもちろん、大人のデートでも堪らない空間だ。


店の一番奥には、恵比寿の街を見下ろしながら寛げるソファ席も。大きな窓から差し込むかすかな光が絶妙な間接照明として働く、魅力的な場所。もちろん、デートにはカウンターも外せない。

メニューには、富山出身のオーナーが地元を中心として全国から取り寄せる無農薬野菜を使用したイタリアンが並ぶ。

ワイン好きには、「シチリア産極上オリーブ」や「3日間頑張ったテリーヌドカンパーニュ」などの前菜が人気だ。野菜好きの女性には「旬の季節野菜のグリル」や「じっくり煮込んだカポナータ」もオススメ。


必食なのは、人気No.1の「キュウリとパルメザンチーズのサラダ」。極薄にスライスされた透き通るキュウリが美しく並べられ、その上にたっぷりのパルメザンチーズがかかっている。

これをフォークで豪快にすくい上げほお張る。キュウリがこんなご馳走に変わってしまうなんて…。シェフの腕が光る、ここでしか食べられない贅沢な一品だ。

カウンターの上で存在感を放つのは、成城学園にある日本一美味しいと言われる生ハムの店、「サルメリア69」プロデュースの刃を使用したアメリカ製ホバート社の生ハムスライサー。これを使って食べる直前にスライスする生ハムは、ジューシーで旨みたっぷり!


パスタはそのときの旬の食材を使った、シェフオリジナル。とある日のパスタは、「桜エビのペペロンチーノ」。

ゴロゴロと粗めのひき肉と食感が程よく残るカリフラワーを使ったオイルベースのパスタは、唐辛子がピリッとアクセントになり旨みたっぷり。桜エビの食感も楽しく、味も濃厚なので、ワインが止まらなくなるひと品だ。


メインの「牛ハラミのグリルステーキ」は厚切りにも関わらずとても柔らかく、噛めば噛むほどに旨味が増してくる。


深夜3時まで営業しているため、レストラン使いだけでなく、バー使いもできるところが嬉しい。

駅前にも関わらず、この隠れ家感。これからの恵比寿デートには欠かすことができない存在になるだろう。