東京から新幹線でほんの40分という距離に位置する熱海。

ここ数年、かつての別荘や一流企業の保養所がラグジュアリーな宿として生まれ変わっており、注目を集めだしている温泉地だ。

いまの熱海で得られるのは、手練な大人も満足する空間と美食、良質な湯。

ラグジュアリーに浸りながら、広い空と海を前に解放的になっていく。

少し足を延ばせば、そこにはふたりの心を潤す非日常が待っているのだ。



高台こその静けさは〝ふたりきり〞を盛り上げる
「WA亭 風こみち」

熱海駅の隣にある来宮駅からすぐの山道を上っていくと、玉砂利の敷かれたアプローチをもつ一軒の旅館が現れる。

そこは全8室という小亭な宿「WA亭 風こみち」。

開業は13年前。温泉旅館の王道をいくサービスと空間で定評を得ていたが、昨年8月に全室露天風呂の改装をし、リニューアルオープンした。

その最新レイアウトが秀逸だ。



たとえば「あおい」という部屋は客室の露天風呂の窓が大きな額縁のように造られ、周辺の豊かな緑をまるでダイナミックな絵画のように感じられる。

また、浴槽と部屋の間がガラス仕切りとなっているため、室内からも温泉の雰囲気と自然を眺められるのが気持ちいい。



海までの眺めを堪能するなら、館内で一番広い部屋「きりつぼ」へ。

大きく裁ち落とされた窓から熱海中心街と相模湾を見渡せ、開放感は抜群。そして高台というロケーションは、街の喧騒とは無縁の静けさをゲストに与えてくれる。

大人がふたりでおこもりするなら、眺望と静けさを兼ね備えた、こういう高台の隠れ家が理想なのだ。



熱海を一望する部屋でふたりきりの創作会席料理

館内一の眺望を誇る「きりつぼ」(89㎡)の室内でいただくディナーはひと際贅沢なもの。

先附からお造り、焼八寸、お食事までコースには地元の野菜や魚が多く使用される。

朝とれた新鮮な鮮魚が川奈の港から毎日届けられ、そこからお造り5点盛りが作られている。



上質な浴衣を“選ぶ”行為は女心を浮き立たせる

女性用の浴衣においては、常時10種類前後の柄をそえている。選んだ浴衣によって気分も変わってくるため、思わず複数試したくなってくる。

柔らかな素材で着心地もよく、ラウンジでの読書なども浴衣で楽しむゲストも多い。



「WA亭 風こみち」

熱海梅園からすぐの高台に位置する、眺望と大きな客室露天風呂が自慢の温泉旅館。特注のオリジナル館内着、静岡茶を楽しむための茶器、宿をイメージして選定したお香、今治タオルなど、客室内のアイテムもこだわり抜いている。

■施設概要
住所:静岡県熱海市梅園町28-18
TEL:0557-86-0260
料金:¥54,000(「きりつぼ」の場合、土曜日1泊2食付き、2名1室料金、税・入湯税込)
部屋数:8室
IN15:00/OUT11:00