まだまだムシムシと暑い夏が続く今日この頃。そんな時には旨辛な担々麺を味わって汗をかけば、逆にスカッとするもの。

東京には美味しい担々麺が多いが、中でもここはオススメ!という厳選した名店を10店、ドドンとご紹介しよう。

痺れる辛さがクセになり、食べた人を虜にする旨さの訳に迫った!


一番人気は麺のモチモチ感を楽しめる汁なし担担麺!『175°DENO担担麺』

北海道札幌市に本店を構える『175°DENO担担麺』。札幌で痺れたいならここに行けと言われるほどの有名店である。

そんな人気店が東京進出したと聞いて激辛好きなら歓喜した人も多いだろう。

同店はその名の通り担担麺専門店。メニューも「担担麺(汁なし)」、「担担麺(汁あり)」、「黒ごま担担麺(汁なし)」、「黒ごま担担麺(汁あり)」の4種のみである。

まず同店初訪問ならば一番人気「担担麺(汁なし)」をオーダーしたい。

自家製の調味料で炒めた挽肉は、噛むほどに旨みを増していき、そこに胡麻だれと辣油の辛みと旨みが絡んだモチモチの平打ち麺が加わり、やみつきになるほど美味。

カシューナッツの香りと食感も食欲を刺激してくれるいいアクセントだ。

麺は、北海道産小麦を3種類ブレンドして作られる特注麺の中太麺を使用し、時間が経つと麺とスープが一体化していき、また違った美味しさを楽しめのも一興だ。


絶妙な“サジ加減”が食べ飽きない味の秘密『蜀彩』

酸味と塩味、辛みで全体の味をまとめるという四川料理のベーシックな調理法にのっとった担々麺が人気の『蜀彩』。

「調味料も食材も至って普通です」と村岡拓也シェフは言うが、白胡麻の芳しい香りとマイルドな風味が楽しめる豆乳入り担々麺は、味がくどくならないように酢を多めに使い、芝麻醤と豆乳のコクをすっきり上品にまとめた逸品だ。

自家製ラー油の爽やかな辛さもクセになる。辛みの強いラー油を使っているが、酢の割合が多いためマイルドな味わいに。


食べれば元気が湧いてくる!『四川担担麺 阿吽』

“食養生”の考えをもとに創りあげた「担担麺」は、美味しくて身体も元気になる1杯。

9種類の生薬と香辛料からじっくりと時間をかけて旨みを取り出し、パンチの効いた香り豊かな自家製の辣油を使用している。

花椒は、香りの強い外側だけを使用し、香りが飛ばないように毎日挽くというこだわりっぷり。

担々麺ファンの間では都内ナンバーワンとの呼び声も高く、汁なし担々麺ブームを作った立役者でもある『四川担担麺 阿吽』。

自家製の辣油と、本場四川の花椒を使用しており、それぞれ0〜6まで7段階の辛さとシビレを選んで楽しめる。

お店のおすすめは辛さ3、シビレ2。ちなみに最大の6辛に挑戦できるのは、5辛経験者のみだそう。


担々麺って、夏にどうしても食べたくなる!

隠れ家で絶品四川料理を堪能!『神楽坂芝蘭』

グルメなら押さえておかなければならない四川料理の名店『神楽坂芝蘭』。

ここでは麻婆豆腐が必食と言われているが、〆に忘れてはならないのが 「芝蘭汁なしタンタンメン」だ。

オーナーが10年程前に四川で食べた本場の味が忘れられず、再現した思い入れのある一杯。

使用する麺は、美しく流れる白糸の滝のような特注麺。四川の細くてストレートタイプの無鹹水麺は、本場の味の再現には欠かせない存在である。

その細い麺には肉味噌がよく絡み、辛さの中にたっぷりの旨味を感じでいただきたい。


酢の酸味が印象的。軽やかな辛さが魅力『仙ノ孫』

鼻に抜けるような辣油の爽快な香りとコクのある胡麻の風味、そしてオレンジがかった赤色のスープが食欲をそそる。

一口スープをすすれば、見た目ほど辛みのインパクトはないものの、食べ進むうち汗がにじみ出る。

その辛みの持久力は自家製辣油のなせる技。辛みと旨みのバランスも上々だ。

全体に均整のとれた美味しさ。巧みな酢の効かせ方が舌を飽きさせない逸品だ。


爽快な辛さにリピーターが続出! 『川菜和酒 虞妃』

麺をすすりこむたび、しびれるような麻の香りと脳天を突き抜ける辣の辛さがバランス良く口中に広がり、鼻腔に抜ける。清爽な辛みの佳品がご覧の一品。

〝毎日食べても飽きのこない、軽やかな担々麺〞を目指す佐藤剛シェフの熱意の賜物だ。

「辣油を作る際、170度と通常よりもやや低い温度の油で香辛料をじっくり揚げる」のが軽さの秘訣。

よりストレートな辛みを好むなら汁なし担々麺をぜひ。

夜はコース主体だが、土日はランチでも頂ける。一度ご堪能あれ。


旨辛味に、リピーター続出!

コク深い味わいにリピーター続出!『okudo 東京(オクド トウキョウ)』

豊富にドリンクも取り揃え、ゆったりとお料理を楽しめる優しいアットホームな店。

多彩な料理をお酒を楽しんだのちの、〆の担々麺が絶品なのだ。パンチが効いた味にリピーター続出。

担々麺は濃厚な旨辛スープに肉みそをたっぷり添え、麺は中太ストレート麺。辛そうな見た目に反し、意外にもまろやかで甘みも感じる伝統の味。

ぜひ一度味わってみてほしい。


素材の良さが風味を醸す元祖担々麺 『雲林坊』

『神田雲林』プロデュースの担々麺&陳麻婆豆腐専門店。

本店と同じ担々麺・麻婆豆腐よりおすすめしたいのが、ここでしか食べられない汁なし担々麺。本場成都の味わいを彷彿とさせる担々麺は、何より風味がいい。

その理由は選りすぐりの素材にあり。麺は全粒粉麺、花椒は四川省の漢源産花椒を一粒一粒選り分けて吟味。

自家製ラー油やたっぷりの胡麻など厳選された素材を使用し、深みのある辛さが印象的。食べ終わった後の爽快感がクセになる。


やっぱり名店は間違いない!

練り胡麻凝縮のクリーミーな逸品 『希須林 赤坂』

ほのかに香る干海老とたっぷりのもやし、適度に馴染むクリーミーなスープ……。

青山にある人気中国家庭料理の赤坂店は、行列の絶えない担々麺専門店。

味の要は豚肉と鶏肉を使った肉味噌、豚骨&鶏ガラのWスープ、たっぷりの練り胡麻。

1から5段階まで調節できる辛さは炒めた玉葱と一味で作る特製の醤(ジャン)の量で調節。

辛さのレベルは3辛で普通。辛党なら4辛以上がおすすめ。白飯とも好相性だ。


『栄児家庭料理 本郷店』の「汁なし担々麺」

『栄児』の丸藤ママは四川の生まれ。本場の家庭料理を日本に紹介するべく、板橋に店を開いた。

本郷は2店舗目。担々麺は汁あり、汁なしがあるが、断然、汁なし。底のほうから混ぜて混ぜて、全体的に味が渗み込んだところですする。

じゃなかった、すすっちゃいけません。必ずむせます。すすらず、そろそろと送り込む。これが、しっかりと辛い。辛いが、スカッと清冽な食後感に変わって心地よい。

麺の下に山椒やひき肉が潜んでおり、豪快に混ぜて味わうのが正解。

本場・四川省の味わいをそのままに花椒が利いたしびれる辛さが強烈。だがしかし、食べ終わった後の爽快感がクセになる!