女の幸せは、チヤホヤされること?貢がれること?

いいえ。私の幸せは、そんなんじゃない。欲しいものは自分で勝ち取るの。

「若くたって、女だって、成功できるんだから。私にかまわないで」

これは、銀座の一等地でランジェリーショップを経営する、勝気な女社長の物語。

「かまわないでちゃん」一挙に全話おさらい!


第1話:「私、男に貢がれたくないので」ハイブランドで身を固める29歳女のこだわり

本庄メイコ、29歳。スラリとした抜群のスタイルに、くっきりとした目鼻立ち。銀座では少しだけ有名な、若手女社長だ。メイコは4年前、25歳という若さで自身のランジェリーブランドを立ち上げた。

店舗を出したのは、銀座の一等地。祖父母が経営していた呉服屋の跡地を譲り受けた形だった。そして30歳を目前に、経営は絶好調だ。

―今日も暑くなりそうだなあ。

メイコはマンションの車寄せに吹く、竹芝の清々しい朝の風にニッコリほほえむ。ちょうど良いタイミングで到着した送迎車に乗り込むと、せわしなく取引先に電話をかけ始めた。

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第2話:たった29歳で成功を収めた若手女社長。彼女の影にいた、14歳年上男の正体

メイコが莉子と出会ったのは、1年ちょっと前のことだった。

メイコのランジェリーショップに、週1〜2回のペースで足繁く通ってくれていた女子大生がいたのだ。

それが、莉子だった。

目立つような派手さはないが、可憐な雰囲気を携えた女の子。淡いピンクのランジェリーを手に取ってうっとり眺めていた莉子に、メイコは声をかけたのだ。

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第3話:「男のおかげで成功してるクセに」若くして成功したはずの女社長が、陰で罵られていたワケ

行われているのは、莉子の誕生日会。話題の中心はもちろん莉子のはずだったが、彼女たちは突然、興味津々な様子でこう尋ねてきた。

「ねえ。莉子って、本庄メイコの店で働いてるんでしょ?」

莉子がメイコの店で働くようになって、約1年。今や“本庄メイコ”という名前は、トレンドに敏感な女子であれば誰もが知っているほどだ。

「いいなあ。私も本庄メイコと働いてみたい!」
「実際、どんな人なの?」

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第4話:部屋の電気を点けたら、そこには…。男と同棲中の部屋で、29歳女が見てしまったモノ

ここは有楽町のホテルの一室。昨晩、莉子の一言で取り乱したメイコは、自宅を飛び出してホテルに1人泊まったのだった。

メイコは、昨夜の自分の発言を思い出して、朝からうんざりとした気分になってくる。

俊也に向かって言い放った「私、トシさんと離れたい」という言葉。その言葉に俊也は、眉をひそめた。

そして「メイコは本当にそう思ったんだ?」と、至極冷静に確認をしてきた。戸惑いながらもメイコはうなずき、そしてこう言ったのだ。

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第5話:「彼との出会いに興奮して…」同棲中の彼氏をフッたばかりの女が、魅力的な男の前で取った行動

小さな画廊の入り口で、メイコはポカンと口を開けたまま数分、その絵を見つめていた。同時にメイコは、うっすらと母親のことを思う。

メイコの母親は絵画がとても好きで、よく大きなキャンバスを車から出して「衝動買いしちゃった」と笑っていた。

メイコはそのたびに「絵画にお金を使うのってどんな気持ちなんだろう?」と不思議な気持ちになったものだ。でも、このときメイコは思った。

―この絵を、毎朝見られたらどんなに心地いいだろう。

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第6話:「まだ親しい関係じゃないのに…」出会ったばかりの男に誘われ、女が躊躇したコト

コウタという才能との出会いが、暗くなりかけていた自分を明るい世界へと導いてくれる感じがしている。メイコはうっとりと目を閉じて、コウタの顔を思い出した。

少し眠たそうな目に、フワッとした髪。その姿は、彼の描く絵に通ずるものがあった。

メイコの周りにいるビジネス界隈の人間とは、確実に異なる何かを持っているコウタ。彼がいったいどんな人なのか、メイコは気になって仕方ない。

その時、スマートフォンが震える。…午前中に登録したばかりのコウタの番号からだった。

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第7話:「私って恋愛対象としてアリ?」女の問いに、男が返したショックな言葉とは

新作のランジェリーが詰まった箱が、続々とバックヤードに運ばれていく。莉子は、はやる気持ちを抑えられないようで、段ボールが置かれるやいなや、それを開封し始めた。

「ほんとに可愛い!これ、絶対絶対売れますよ」

水色のランジェリーをそっと撫でる、莉子の気持ちのこもったまなざし。メイコは、嬉しそうに働く莉子に頼もしさを感じた。少し前、莉子が銀座の路地裏で自分を罵っていた姿が、見間違いだったのではないかと思えてくるくらいに。

「…ところで、メイコさん」

莉子は唐突に、ニヤリと笑みを浮かべながらメイコを見上げた。

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第8話:早朝6時、別れたばかりの元カレに電話をかける女。悲痛な声で叫んだ、その内容とは

メイコは目を丸くしながら、店の公式Instagramアカウントをチェックしていた。

そこには新商品に関連するコメントが100件近く投稿されている。書き込まれているコメントを見れば、なぜここまで爆発的な売り上げになっているのかが一目で分かった。

「こんなこと、聞いてないんだけど…」

誰もいない有楽町のホテルの一室に、メイコのか細い声が響く。“爆発的な売り上げ”のキッカケとなっているのは、元カレの俊也の会社だった。

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第9話:別れたはずの男から、いきなりプレゼントを渡され…。女が驚愕した、その中身とは

迎えた、約束の日。お気に入りのバレンシアガのワンピースに身を包み、緊張した面持ちで案内されたテーブルに向かうと、すでに俊也は着席していた。

「メイコ、久しぶり」

そう言って、グレーのスーツに身を包んだ俊也が優しく微笑む。その瞬間、俊也と過ごした日々が一気によみがえってきて、懐かしさがメイコの胸にこみ上げてくる。

そんなメイコを見つめながら、俊也はゆっくりと口を開いて、こう言ったのだった。

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