あなたはもう、気づいている?

あの笑顔の裏に潜む、般若の顔。

『なんで、あんな女が彼と…』
『こんなにも彼に尽くしたのに…』

復讐なんて何の生産性もないってこと、頭ではわかっている。だけど…。

激しい怒りに突き動かされたとき、人はどこへ向かうのか。

これは、復讐することを決意した人間たちの物語。

「復讐」一挙に全話おさらい!


第1話:音信不通になって3週間。偶然街で見かけた親友の信じられない状況

全部、愛菜が悪いんだよ。だって、彼を最初に見つけたのは私なんだから。

私にシード権があって然るべき。愛菜が邪魔するなんて、ルール違反。

法を犯した者に罰が与えられるように、規律を破った者にも、それ相応の報いがなくちゃ。

秩序を守るためには、必要なことでしょ?

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第2話:「隠し撮りされてたなんて…」デート相手の男に送り付けられた、ヤバすぎる写真

真由子のことは大好きだったし、とても仲が良くて、ずっと一緒にいたいって思っていた。その気持ちに嘘はない。

けれど、仲が良すぎるからこそ、嫌な部分もすごく伝わってきちゃう。

ちょっとだけ真由子のことを傷つけたら、すぐに手を引くつもりだった。また元通りの生活に戻るつもりだった。

友情より男をとるつもりなんて気、さらさらなかったの。

それが、こんなことになってしまうなんて…。

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第3話:「どうして私が隠れなきゃいけないの?」33歳女が婚約者からうけた残酷すぎる仕打ち

ちょっと気に食わないところがあるからって、親友である真由子が本気で恋した男を横取りするようなこと、するべきじゃなかった。けれど、同時にこうも思っていた。

―復讐まですることないのに…。

復讐なんて、何も生み出さない。余計な恨みをかうだけ。真由子に復讐されてから4年間、ずっとそう思っていた。

…つい、さっきまでは。

いま、私ははじめて復讐心というものを理解した。どうしようもなく抑えられない強い怒りに突き動かされる、この衝動を…。

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第4話:「あの子が誰か、ググってやる」無防備な本命彼女に、”2番目の女"が挑んだ方法

2人の幸せそうな笑顔がどうしても脳裏にこびりついて離れない。

思い出したくないのに、その映像が何度も脳内で再生され、その度に私を苦しめる。

仕事から一人、誰もいない寒い部屋に帰ってくると、惨めさに拍車がかかる。悲しくて、苦しくて、涙がとまらなくなる。

そして、あるとき、ふと思ったのだ。どうして、私だけがこんな思いをしなくちゃならないんだろう…。私が幸せになれないなら、あの女にも幸せにならないで欲しい、って。

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第5話:「僕と結婚したいなら、それくらいしてくれるよね?」彼氏から突きつけられた最悪の選択

鳴りやまないスマホの通知にうんざりしながら、自分に向けられた敵意にちょっとは傷つきながら、でもどうしてだろう、彼女に対して怒りという感情が湧いてこない。

それは豪太が彼女を捨て、即座に私を選んだという自信から来ているのかもしれないけれど、それだけじゃない。

彼女の気持ちが、分かるから。自分が大切にしてきたものとか、心を寄せてきたものを踏みにじられたときの、憤り、悔しさ。どうしようもないほどの悲しみが、痛いほどに分かるから。

愛菜の新しいアカウントをブロックしながら、私は2年前の自分の身に起こったことに思いを馳せた。

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第6話:「この書類に、サインして」心から憎いモトカレが、カフェで女に差し出した衝撃の紙切れ

一度復讐心に支配された人間がそんな境地に達することなんてできるのだろうか。

少なくとも私は、そんな出来た人間にはなれなかった。必死で情報を集めつづけ、和也に一番ダメージを与える方法に考えを巡らせる。

そして、私は1つの結論に辿り着いた。人一倍プライドの高い彼のことだ、彼を傷つける方法はこれしかないと思った。人を呪わば穴二つ。自分にどんな法的リスクがあるかもある程度理解した。

それでも、そんなことどうでもよかった。自分にどんなリスクがあろうと、彼を傷つけない限り、私はこの先に進めない気がしたのだ。

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第7話:化粧室に入ったら、自分の噂話が聞こえてきて…。思わず耳を疑った、ありえない内容

あれは4年前のこと。紗由里がこちらをまっすぐな瞳で見つめてきたときの、ひりひりした感覚はいまだによく覚えている。

それは、恐怖に近い感情だったと思う。

「由香さんって、何でそんなに完璧なんですか…。憧れです!!」

紗由里はそう言って、本当に私のことをよく慕ってくれたし、私もそんな彼女を心から可愛いと思った。

…だからこそ。

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第8話:「私の彼のこと、昔好きだったんだって?」女友達にそう語りかける27歳・女が企んでいること

今も同じフロアで、典子は意気揚々と仕事に向かう。彼女の表情が最近、いつにもまして穏やかに見えるのは気のせいだろうか。

「はい、資料ここ置いておくね」

何事もなかったかのように、典子は今日も私に話しかける。女という生き物が、この世で一番恐ろしいと本当に思う。…自分を含めて。去り行く典子の後ろ姿に向かって、心の中でつぶやいた。

ー典子、知っている?…私が切り札をもっていること。

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第9話:「僕に気がある」と思っていた女性部下を、自信満々で誘ったら…。待ち受けていた悲劇

魅力的な女性が目の前に現れ、どうしようもなく惹かれてしまったら…。

もっと知りたい、触れたい、深い関係になりたい。そう思ってしまうのは、人間として、ごくごく自然な欲求だと思う。例え自分にステディな相手がいたとしても、だ。

けれど、人はそれを“浮気”と呼ぶ。あまり褒められた行為でないということも、もちろんわかっている。いちいち反論するつもりもない。

だけど正直なとこ、自然発生的に湧き上がったこの感情を、人生でそう頻繁に生じないこの神聖な気持ちを、そんな陳腐な言葉で片付けられたくはない。

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