大抵どんな夫婦にも、互いに“秘密”があるものだ

しかし、SNSを通じて相手のことを簡単に暴ける時代

あなたは、相手の全てを知りたいと思いますか?

『愛しているからこそ、全てを知りたい』

そう考えた一人の男がいた

愛しすぎることは、罪なのか……?

「夫の寵愛」一挙に全話おさらい!


第1話:「バレたら、恥ずかしい…」池尻在住・33歳の美人妻が、夫にひた隠しにする黒歴史

『一度でいいから、ぜひお会いできませんか?』

榊原里紗(33)が自身の料理教室のために開設したInstagramには、男性からこういった類のDMがよく届く。

最初こそ「うわ…気持ち悪い…」と敏感に反応していたが、最近では慣れてきてしまい、何も思わなくなっていた。

しかし、今日届いたDMは気持ち悪さの種類が違った。

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第2話:「夫に、内緒で会う?」24歳イケメンからDMが届いた33歳美人妻。会いたいと懇願され…

『お願いです。ボクともう一度、会ってください。ご主人のことで、どうしても、お伝えしたいことがあるんです』と3度もメッセージを送ってきたこの男は、一体誰なのか。

『もう一度』と言っているが、会った記憶はない。夫・毅の知り合いなのだろうか?

もし会うことになったら、夫について、どんなことを言われるのだろうか。

いつもなら無視できるのに、3度も届いたこの怪しいメッセージには妙に嫌な予感がする。DMを受け取ってから1週間が経った今でも、里紗は混乱の中にいた。

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第3話:デート中、女がみてしまった衝撃のモノ。その後、彼と二度と会わなかったワケ

「あのね、……相談したいことがあるの」

発されたのは、自分でも驚くほどか細く、頼りない声だった。その声を聞いて、初めて自分が不安だったことに気付く。

「あのね、またDMが来たの。『僕ともう一度、会ってください』っていう、あの変なDMが、また来た…」

その瞬間、毅の表情が一変し、ろうそくの灯りがフーっと消えていくように、鋭い目つきになった。日頃はめったに見せない怖い表情だが、里紗には、見覚えがあった。毅と付き合う前に、一度だけ。

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第4話:33歳女の職場に突然訪問してきた、過去の男。彼から告げられた衝撃の真実

「久しぶり、里紗ちゃん」

ドアの前に立っていた男性の顔を見た瞬間、自分の目を疑った。ピンと伸びた背筋に、自信に溢れた優等生のような目。忘れるはずもない。

「加納さん…!?」

最後に会ったのは、数年前。夫・毅と付き合う直前、里紗は、“他の男性“とも同時進行で会っていた。その“他の男性”というのが、2つ年上で大手アプリ会社の営業マンだった加納である。

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第5話:「やっと2人きりになれた…」夫が知らない、妻と同僚の会話。その衝撃の内容とは!?

『わかりました。会いましょう』

謎のアカウントから送られ続けたInstagramのDMに、里紗は初めて返信した。だが、その日を境に相手からDMが来なくなった。

―えっ?どういうこと?

あれだけ『ご主人のことで話がある』と言ってきたのに、『会いましょう』と伝えた瞬間から音信不通になるとは…。

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第6話:「恥ずかしくて、誰にも言えない…」彼氏にフラれ寂しくて、女がつい手を出してしまったこと

社会人になりたての頃、里紗は一生忘れられない恋をした。

相手は、里紗の高校時代の友人が企画した飲み会で出会った、同い年の広告マン・翔太郎。

陽に焼けて髪を少し染めた彼は、常に会話の中心にいて、その場の空気を巻き込んでいた。そんな彼に、里紗は無性に惹かれた。ほどなくして翔太郎からのアプローチもあり、自然な流れで付き合うことになる。

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第7話:夫が隠していた結婚前の秘密。全てを知った妻に、男が語った衝撃的な言い訳

6年前、毅は付き合っていた女性との別れを迎えた。彼女の名前は、梓。本気の恋だった。

だが付き合って半年が経った頃、急に連絡が取れなくなったのだ。しばらく諦めきれず、梓との繋がりを取り戻そうとしたが、それは叶わなかった。

自暴自棄になり、YouTubeを垂れ流しながら酒を飲む日々が続いた。そんなある日、セクシーな服で料理をする女性の動画を偶然目にする。

彼女の声が耳に届いた瞬間、酔いが覚め全身に血が巡るのを感じた。そして次の瞬間には、梓のことを忘れ画面の中の女性、すなわち里紗に夢中になっていたのだ。

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第8話:「夫のことが信じられない…」結婚3年目の妻が、別居を決意した瞬間とは

運命だと信じていたものは、実は仕組まれたものだったのだ。ずっと、ずっと、ずっと、騙され裏切られていたということになる。

うつむいて黙ってしまった里紗に、毅はいつもの優しいトーンの声で言った。

「困らせるつもりじゃなかったんだ。里紗に好きになって欲しかっただけなんだ…でも、ごめん…俺、重いよね?」

― 重い?ストーカーだったことを“重い”の一言で片づけるの!?ずっと、私のこと騙してたのに!?

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第9話:「離婚を回避したいなら…」別居中の妻が、夫に要求した驚きの条件

「LINEで『提案がある』と言ったでしょ?それは、条件付きで結婚生活を続けたいってことなの」
「どんな条件…?」

愛していたからストーカーのような真似をした、と別居前の毅は語っていた。だから、里紗は試すことにしたのだ。「毅の愛が、本物なのかどうか」を。

「私の条件は…」

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第10話:「理想の夫婦」とSNSで話題の2人に生じ始めた陰り。妻が抱える心の闇とは

― 梓さん、何を考えているのかしら?

パソコンを広げて事務作業をしている里紗は、視界の隅で梓を気にしながらも、加奈子に返事をした。

「あっという間だったね。うまくいくといいんだけど」
「大丈夫ですよ!うまくいきますよ!」

毅がストーカーだった話や、自分たちが一時期別居していたことについて、加奈子にはもちろん話していない。それに、3人しかいない厨房でギクシャクすることは避けたくて、梓に対しても努めて今までと変わりなく接するように心がけていた。

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第11話:「こんなところで何してるの?」3日間音信不通だった夫を、妻が偶然見かけた意外な場所

彼の実家や仕事仲間にもそれとなく尋ねてみたところ、一様に「直接会ってはいないし、どこに滞在しているか分からないが、連絡は取れる」と言われた。つまり、毅はあえて里紗とだけ連絡を絶っている状態なのだ。

― 急に、なんで?

答えの出ない問いだけが、里紗の頭をぐるぐると巡る。

「休憩中にすいません。ちょっといいですか?」

加奈子に声をかけられ、里紗は顔を上げる。

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第12話:「そんなこと言うから、離婚したくなる…」夫がウンザリする、妻のNG発言とは

「毅さんの過去のことは…たくさん話し合って、時間かけて考えて、二人で乗り越えたんじゃなかったの?」
「でも、そのあと里紗はずっと暗い顔をしていたじゃないか。俺は、それが…耐えられないんだよ…」

毅の声は小さかったが、それでも最初から最後まで、里紗の目をじっと見つめている。

大事なことを話すときは、毅はいつも相手の目を見て話すことを、里紗は思い出していた。

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第13話:「不幸になればいいのに…」夫の元恋人が、妻に仕掛けたきた6年越しの復讐計画

― 毅さんとのこと、相談してみようかな。

美容皮膚科の医師として勤める麻友は、火曜日が休みだ。月火をフードデリバリーの定休日としている里紗とは、スケジュールは組みやすい。予定はすんなり決まった。

だが約束の日、指定された代官山の老舗カフェに行くと、里紗は頭が真っ白になった。先に店に着いた麻友が、サプライズゲストを呼んでいたのだ。その人の顔を見て、血の気が引いていく。

「え、なんで…?」

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第14話:「どうして今になって…?」離婚前夜、夫が打ち明けた秘密に妻が怒りを覚えたワケ

LINEの返信が来たのは、5日後の日曜日だった。

『返信しないで申し訳ない。俺も話したい。』

毅とは思えない簡素な内容に違和感を覚えたが、里紗はひとまず安堵する。

"離婚届を記入したきり、連絡を取らなくなる夫婦は大勢いる”――なんてことが書かれたネット記事に、この5日間、悩まされていたから。

翌日の昼、毅が待ち合わせの場所に指定してきたのは、タワーマンションが立ち並ぶ豊洲だった。

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