世田谷といえば、言わずと知れた住みたい街の常連。

今回はそんな世田谷の中でも、”本質的な価値にこだわる大人が住んでいる”と評される「尾山台」を紹介したい。

世田谷の穴場的存在・尾山台の魅力とは?


今月のエリア


尾山台は東急大井町線の駅で、急行は止まらず各駅停車のみ。

住所は尾山台1〜3丁目と等々力で、田園調布などにも隣接。環八を過ぎると、東京都市大学があり、街には学生の姿も多数見える。


魅力その1.石畳と街路樹が整備された、美しい街並み


自由ヶ丘と二子玉川の中間という立地で、一番の特徴は「ハッピーロード尾山台」の存在だ。

元々普通の商店街だったが、1983年に計画が始まり、総工費6億円をかけ、1989年に石畳や街路樹を整備。今の美しい街並みになった。

都内でも珍しい石畳の商店街は、尾山台駅から環八までの約350メートルに150店舗が並ぶ。「ハッピーロード尾山台」はとにかく活気がある。

16時から18時までは歩行者天国となり、八百屋や肉屋で買い物した人たちが世間話に興じている姿も。

セールやスタンプラリーも頻繁で、毎年10月には歩けないほど賑わう「尾山台フェスティバル」がある。

「商売を受け継ぐ家が多く、今は2代目、3代目が多いですね。大きな開発もなく、街並みが変わらないのも昨今では珍しいようです」と商店街理事の荒井太樹さん。

商店街の東西に住宅街が広がり、豪邸も多数。

聞けば、大物芸能人が多数暮らしているそうで、近くの洗車場には外車がズラリ。

セレブにも愛される尾山台には、一体どんなレストランがあるのだろう?


尾山台グルメをけん引するのは、あのスイーツの名店・・・!

魅力その2.東京を代表する、スイーツ店とコーヒーショップの存在


そんな尾山台には、上質な食材を扱うレストランと、日々を楽しむためのスイーツ店&コーヒーショップが並ぶ。



まずは街で人気の焼き肉店『YAKINIKU 55 TOKYO 尾山台』。

脂の融点が低い黒毛和牛A4の雌牛にこだわっている。個室やテラスも完備し、デート使いから家族連れまで客層は幅広い。



『FAST ITALIAN COZARU』。学芸大学などで展開する『SARU』による、ワインスタンド兼ショップ。ブランチからディナーまで楽しめ、ワインの購入も可能。

また特筆すべきは、スイーツ店の多さ。

それは東京を代表するフランス菓子の名店『オーボンヴュータン 尾山台店』の存在が大きい。



『オーボンヴュータン 尾山台店』。

パティシエ界を牽引し続ける巨匠・河田勝彦さんによる、フランス伝統の味が楽しめる。



また、軽井沢発の“丸山珈琲”の東京一号店も尾山台。

「元々、ECのお客様の多くが世田谷区の方でした。代表の丸山が出店の視察に訪れた際、丁度、尾山台フェスティバルをやっていて、その賑わいを見て出店を決めました」と、同社広報の冨岡智恵さん。



『丸山珈琲 尾山台店』は2012年にオープンし、来年で10年だというから、もはや街の風景の一部として溶け込み、街の止まり木的存在ともいえる一軒。

そんな尾山台の人々と日々触れ合う吉田優人店長は、「本質的な価値を知る人が住む街」と評する。

単なる高級志向ではなく、あくまで”本質”にこだわるのが特徴。時代に左右されない街は、審美眼のある大人が暮らす場所として、最適なのだろう。

「ママが多く、デカフェやカフェインレスが売れるのもこの街の特徴ですね」と吉田店長。


今月の街角SNAP


下村友里さんは、尾山台で育って20数年。現在は一児の母である下村さんは、子育て環境を絶賛する。

「小学校と中学校が駅から近く、商店街の真ん中には図書館もあります。治安も良く、街の人もすごく温かいです」。

お気に入りの店は『鉄板焼 未ら音』。

「尾山台らしからぬ艶っぽい空間がお気に入り!」



確かな豊かさを求める人が集い、育つ場所。

東京では珍しい、”変わらない”ことの価値を知ることができる街だ。


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