男と女は全く別の生き物だ。それゆえに、スレ違いは生まれるもの。

出会い、デート、交際、そして夫婦に至るまで…この世に男と女がいる限り、スレ違いはいつだって起こりうるのだ。

—果たして、あの時どうすればよかったのだろうか?

できなかった答えあわせを、今ここで。

今週のテーマは「美人で出会いもあるのに、モテない女。その理由」という質問。さて、その答えとは?

▶【Q】はこちら:「大型連が逆にツライ…」浮かれる街で感じる孤独感。28歳独身女の切実な悩み



真由美と最初に会ったとき。美人で話しやすく、いい子だなと思った。

けれど次第に「この子、ちょっと怖いな」と感じることになる。

ストーカー気質とか、そういう意味ではない。

ただ真由美のような女性は、男からすると“危険フラグ”が立つのだ…。



真由美との出会いは、食事会だった。“東京っぽい”華やかな女性たちが4人も集まった会で、男性陣も経営者がそろった豪華な会だったと思う。

その中でも隣に座った真由美とは話も合い、盛り上がっていた。

そこからデートもしたけれど、結局それっきり。なぜなら、それ以上彼女と関係を進めたいと思えなかったのだ。

美人で綺麗で、会話もスマート。でも彼女には、人として大事なモノが欠落していた。


本命になれる女となれない女の差。一見美人で華やかな女性だけれど…

A1:何を生業にしているのか、よくわからない。


最初の会話は、普通に自己紹介から。名前や年齢、職業など、ここまではよくある話の流れだったと思う。

「慶介さんは、何のお仕事をされているんですか?」
「僕は不動産関連だよ。真由美ちゃんは?」
「私はPRです」
「PRなんだ!何系なの?」
「フリーランスなんですけど、SNS系ですね」

最近、たまに会うPR女子。けれどもその定義は不明。そもそも「何の商品・サービスをPRしているのか」という質問だったが、それに対する返答はない。

「SNS系…。僕がまったくSNSをしないからよくわからないんだけど、すごいね。自分でやっていて」

初対面で、ガツガツと人の仕事について聞くのもよくない。だから違う話題を振ろうとした。すると絶妙なタイミングで、隣から「キャハハ」と女子が笑う甲高い声がする。



その笑い方がワザとらしすぎて、僕と真由美は思わず顔を見合わせて笑ってしまった。

「真由美ちゃんって、他の女の子たちと少し雰囲気が違うね。いい意味で」

先ほど笑い声が聞こえてきた女性は、見た目からして“いかにも港区女子”な感じだった。

ハイブランドのバッグに、派手なメイク。自分でも美脚ということがわかっているようで、ミニスカートで堂々と脚を出している。

ただ遊ぶならいいかもしれないけれど、彼女にすると大変そうだ。

「そうですか?」
「うん。こういう会はよく来るの?清楚な感じだよね」

他の女性たちとは違い、女子アナのように清楚な雰囲気を漂わせている真由美。黒髪ストレートヘアに、白い肌。メイクもナチュラルで、少し雰囲気が違う。

そこがいいなと思い、僕は真由美に興味を持ったのだ。

「食事会は苦手なんですが…今は彼氏がいないので、出会いを探しているんです」
「世の中の男性陣は見る目がないね」
「慶介さんって、優しいですね♡慶介さんは?彼女さんとかいらっしゃるんですか?」
「僕も今はいないよ」

そう言うと、大きな瞳をパチパチとさせながら僕の顔をじっと見てきた真由美。

「ウッソ!本当ですか?それこそ、世の中の女性は見る目がなさすぎです。こんな素敵な人に彼女がいないなんて」

その反応は大袈裟だったかもしれないけれど、嫌な気はしなかった。

「真由美ちゃんって上品で聞き上手だし、モテそうだね」
「そんなことないですよ〜」

そしてこの日は解散後に真由美から連絡をくれて、デートをすることになった。

けれどもこのデートで、僕は彼女の“不都合な真実”を垣間見てしまうことになる…。


男が初デートで見てしまった、女のある秘密とは…

A2:下世話な会話で、お金目当てなのがバレバレ…。


そして二度目のデート。真由美は白色のワンピースに、同系色の70〜80万はくだらないであろうバッグを持って現れた。

大きなロゴが入っているわけでもないし、一見どこのブランドなのかはわからない。でも僕はファッションが好きなので、すぐにわかってしまった。

― いいバッグを持っているなぁ。

「真由美ちゃん。今日の洋服、可愛いね。それに…ちゃんとしてるね」
「そうですか?嬉しい♡」

そんなことを思いながら、デートが始まる。



「お仕事、忙しい?PRって、どういうことをするの?」

前回、聞いてもよくわからなかったのでもう一度仕事内容を尋ねてみる。

「SNSに商品を投稿したりとかです」
「へ〜。本当にその分野に疎くてさ。今時っぽい仕事なんだね」

― 結局、インフルエンサーってこと?

そのあともう少し突っ込んで聞いてみたものの、結局よくわからない。彼女がどうやって生計を立てているのか、謎すぎる。

そんなことを考えていると、まゆみの視線が、ふと僕の腕元に落ちた。

「慶介さんの時計、素敵ですね」
「わかる??真由美ちゃんさすが」
「時計、好きなんです♡」

これがわかるのはかなり珍しい。僕がつけていたのは、『オーデマ ピゲ』の中でも特にレアな、日本限定モデルだったから。

― これを知っている女の子は珍しいな。

でも話が進むにつれて、彼女は教養があって物事に詳しいわけではなく、あくまでその世間的な価値にしか興味がないように感じ始めた。

「そう言えば、慶介さんはどこにお住まいなんですか?」
「僕?目黒区だよ」
「目黒区なんですね!ちょっと意外(笑)。港区かと思いました」

住んでいる場所を聞くのも、ありふれた会話だろう。ただ彼女の住んでいる場所を聞いて、疑惑は広がる。

「本当?爽やかな目黒男子っぽいでしょ(笑)?真由美ちゃんは?」
「私は芝浦アイランドです」

港区のタワマンの中でも芝浦エリアは、多少住みやすい値段になっている。でも28歳の、しかも生業がよくわからない女性が住めるものなのだろうか…。

そしてさらに僕が驚いたのは、地名を言っただけでピタリとマンション名まで当ててきたことだった。

「目黒区のどの辺りですか?」
「僕は…なんて説明したらいいかな。青葉台のほうだよ」
「あ……!ラ・トゥールですか?」

― 怖っ!

きっと、彼女の周りにはラ・トゥールなどの高級マンションに住んでいる人が多いのだろう。そして真由美は日々、リッチな男だとわかる情報に目を光らせているのだろう。

住んでいるマンション名に、腕時計。この2つの条件さえ揃えば、その男がどれくら稼いでいるのか想像するのは簡単だ。

「さすが。よくわかったね」
「目黒の青葉台と言えば…と思ったので」
「真由美ちゃん、不動産やったほうがいいよ(笑)。しかし真由美ちゃんって、いろいろ知っているよね。頭良さそうだし」

そうは言ったものの、頭が良いのとは少し違う。

会話ができるかどうかは、大事である。またスマートさも、大事な要素。

ただ真由美の場合は、相手がお金持ちかどうかををジャッジするための基準として、物事を知っているかのようにしか思えない。

しかも実際にどうやってお金を稼いでいるのかイマイチわからないのに、持っているのはハイブランド。

― この子、どうやって暮らしているんだろう?いい物ばかり知っているし…。きっと僕のことも、お金目当てなんだろうな。

最近こういう女の子が多いのは事実。本人は必死に隠しているつもりかもしれないが、わかる人から見ればバレバレだ。

こういう不透明な出自で中身のない女性は、どんなに外見がよくても魅力的ではない。

― この子、将来どうするんだろう。

余計な心配をしながらも、これ以上一緒にいても金食い虫になりそうだなと思い、僕は早々に身を引いた。


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