都内屈指のグルメエリア・恵比寿には、駅の近くでも大人が通いたくなる店がある。

常連に愛されつつも、一見さんでも入りやすい店ほど、流行っているのが特徴だ。

駅近ながらも隠れ家の雰囲気が漂う…デートの行きつけにしたくなる、そんな良店をご紹介!



※コロナ禍の状況につき、来店の際には店舗へお問い合わせください。



▽INDEX

1.駅近なのにしっぽりできる、大人の隠れ家バル

2.囲炉裏の炎と個性豊かな和食がふたりの距離を近づける

3.酒場っぽい気軽さで、本気で美味しい和食がうれしい


1.駅近なのにしっぽりできる、大人の隠れ家バル
『Baru Comodo』


飲食店ひしめく西口から徒歩5分。加えて路面店というTHEエビス的なロケーションながらも、駅前の喧騒とは無縁。

気心知れたふたりが集うにぴったりの大人バルがある。


恵比寿神社の裏で今年10周年を迎える実力派バル


駅近に隠れ家なし。特に恵比寿では、そう決めてかかってしまいがちだ。

だが、恵比寿神社の裏から続く道沿いに佇む『Baru Comodo』は、そんな思い込みをあっさりと覆す良店だ。


お通しからデザート、ワインまで。“ハズレなし”こそ、店の真髄


12席限定のカウンターを中心に、週末ともなれば大人の男女が集い、静かな賑わいが通りへと漏れ出す。

料理は“スパニッシュイタリアン”をコンセプトに、黒板には軽めのタパスから炭火焼きの肉、パスタに加え、旬の食材を使った1皿がずらり。

また、40種類以上を揃える豊富なグラスワインも支持される理由。



函館港で朝、水揚げされた魚を使った「鮮魚のカルパッチョ盛り合わせ」1,300円。

この日はクロソイ、マツカワカレイ、アイナメ、赤エビ。



お互いの胃袋の具合と相談しながら、いろんな組み合わせでオーダーし、それぞれ飲みたい酒を飲む。

何も言わずともワガママに応えてくれる、大人デートの頼れる味方だ。


恵比寿神社の静謐な空気を肌で感じる大人の隠れ家


駅近とは思えないほど、人通りも少なく浮ついた雰囲気は一切ない。

大通りまでもすぐでタクシーも拾いやすい。



テラコッタオレンジの壁、モザイクタイルがあしらわれたインテリアなど、温もりある雰囲気は心地よく長居必至だ。


気のいいシェフに聞いた、お店の客層


「場所柄、新規が半分、リピーターが半分という構成になることが多いです。中にはマッチングアプリで出会い、デート中といった雰囲気のカップルも。

また、30代以上でワイン経験値を重ねているゲストが多いのも特徴です」


そのギャップに脱帽!フレンチの料理人が作るユニークな日本食

2.囲炉裏の炎と個性豊かな和食がふたりの距離を近づける
『深夜食堂GAMIN』


フレンチを軸にトラットリア、鉄板焼き、パティスリーと幅広く展開するギャマングループ。

その総本山とも呼ぶべきビルの地下では、驚きある和食がふたりの会話を盛り上げる。



足をのばす価値がある“ガーデンプレイス向こう”の隠れ家


フレンチの料理人がつくる和食に囲炉裏という意表を突くコンセプトの『深夜食堂GAMIN』。

フレンチ一筋ながら、グループ1の“アイデアマン”と称される藤井将之氏をシェフに据え、新たなスタートを切った。

秘密めいた階段を下り、店に入った瞬間、目に飛び込んでくるのはカウンターを温かく照らす囲炉裏の炎。

そのすぐ隣ではケバブがグリルされ、網の上では魚や野菜が香ばしさをまとい、どこか旅情を誘う和の趣が非日常感を後押しする。


フレンチの『ギャマン』地下に広がる、意外性ある囲炉裏カウンター席


「ケバブの海苔巻き」2,200円。

ヨーグルトスパイスに漬け込んだ黒毛和牛を薄くスライスし、何枚にも重ねた自家製のケバブ。紫蘇と白髪ネギが好アクセント。


ギャマンの代名詞、とうもろこしは“焼き”で


焦げた醤油のこおばしい香りが、食欲をそそる!



〆の一品も充実。夏のおすすめは「焼きとうもろこしの土鍋ごはん」1,800円。

ベーコンとともに一番だしで炊いた米に、醤油をまとった焼きとうもろこしを混ぜていただく。

別添えで供されるトリュフバターを加えれば、濃厚さがより増して、おかわりを誘う。



だが店の真骨頂は、自由な発想のプレゼンテーション。

ひよこ豆をベースに自家製のケバブを本ワサビとともに海苔巻きで供すなど、想像を超えた組み合わせがゲストの舌と心を掴む。

驚きに満ちた時間がふたりの距離を縮めるはずだ。


恵比寿3丁目の静かな一角の地下にあり


2階に『オー・ギャマン・ド・トキオ』、1階に『トラットリアモード』が入るビルの地下。

入り口にひっそり掲げられた行燈が目印。


気のいいシェフに聞いた、お店の客層


「リピーターは40〜50代のお客様がメインです。デート時はカウンターでアラカルト、会食時は個室でコースと、シーンで使い分けられる常連さんも多いですね。

近隣にお住まいの方の中には、週2回訪れる方もいらっしゃいます」


遊び心あふれる本格和食!看板メニューは、フォトジェニックな“米なし”巻き物

3.酒場っぽい気軽さで、本気で美味しい和食がうれしい
『ととら』


“居酒屋以上、割烹未満”を掲げ、常連客が「本当は教えたくない」と声を揃える店がある。

デートの幅を格段に広げ、成功へと導く、使い勝手のいい和食店は是非とも押さえておきたい。



“つられオーダー”が頻出するカウンターと地続きのライブキッチン


“ちょうどいい心地よさ”を叶える、『ととら』は、距離を縮めたいデートにうってつけの路地裏の隠れ家だ。

威勢のいいスタッフの声もグループからの嬌声もなく、ふたりの会話を邪魔するものはない。

料理は鮮魚や京鴨など、素材を生かした和食の中に、「ハーモニー(鱧ウニ)ドッグ」といった遊び心あふれる1品を忍ばせるなど、会話が弾む要素もたっぷり。



鱧の天麩羅にウニをのせ、豆板醤やラー油で作った自家製チリを添えた「ハーモニードッグ」1本2,200円。

鱧のやさしい味わいにウニの濃厚な旨味とチリのスパイシーさが最高のコンビネーションをみせる。



看板メニューとして指名率9割を超える「鮮魚のガリ大葉巻 DX」3,080円。

その日の仕入れからセレクトした赤身と白身にガリやキュウリ、玉子を加え、海苔で“米なし”の巻き物に。

カニ、イクラ、キャビア、ウニをたっぷりとのせたデラックスバージョンはフォトジェニックと評判。



〆ではなく、酒の肴としてオーダーするのが正解の「干し貝柱と金華ハムのからすみ蕎麦」2,200円。

毎日店で手打ちされる蕎麦は香りも喉越しも絶品。



焼き上げた丸ごと1匹を使った「鰻の釜飯」4,180円。

まずそのまま味わい、2杯目は番茶と鰻の中骨からひいた出汁をかけ、お茶漬けにして味わうスタイル。



加えて、量の調整や土鍋ご飯をおにぎりで手土産にしてくれるなど、さりげなくも確かなホスピタリティが、経験値の高い大人の心をくすぐる。

人知れず旨い和食を楽しみながら、最上級のもてなしが約束されれば、「また来たい」となるのも当然だ。

“ふたりだけの馴染みの店”として、最有力候補に挙がるのは間違いない。


食べ切れない釜飯は、おにぎりで手土産に


釜飯は2合というボリュームゆえ、カップルにはややヘビー。

でも、手土産にしてくれると最初にわかっていれば、オーダーもしやすい。


細路地に佇む古民家風情漂う店構え


恵比寿駅から徒歩5分ながら、明治通りと並行して走る細道は街灯もまばら。

また、外から中の様子は窺えないぶん、隠れ家感もたっぷり。


気のいいシェフに聞いた、お店の客層


「メインの年齢層は、アラフォーという印象です。席間隔がゆったりしているので、カップルだけでなく男性同士、女性同士で利用される方も多いですね。

ワインも充実しているので、ボトルでのオーダーも目立ちます」



ついつい寄りたくなる、恵比寿駅近くの大人の隠れ家。

二人だけの“いつもの店”リストに、ぜひ加えてみては?


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