「可愛いのに、どうして結婚できないんだろうね?」

そんなふうにささやかれる女性が、東京の婚活市場にはあふれている。

彼女たちは若さにおごらず、日々ダイエットや美容に勤しみ、もちろん仕事にも手を抜かない。

男性からのウケはいいはずなのに、なぜか結婚にはたどりつかないのだ。

でも男性が最終的に"NG"を出すのには、必ず理由があるはず―。その理由を探っていこう。

「結婚できない私たち」一挙に全話おさらい!


第1話:可愛くて会話上手な28歳女。なのに男にホテルに“置き去り”にされたのは…

経験豊富な年上の経営者たちとの食事会は、時間が経つのを忘れるほど楽しくて、つい飲みすぎてしまう。

彼らは世界情勢をいち早く捉え、勝てるビジネスチャンスを常に考えているから、話が面白い。加えて、頭の回転が速く、言葉のチョイスも絶妙でセンスがある。

調べたことはないけれど、きっと年収2〜3千万程度ではなく、億単位で稼いでいるはずだ。

― 結婚するなら、相手はそのくらい稼いでいないとね。

私には間違いなく、その資格がある。

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第2話:ロブションで迎える30歳の誕生日ディナー。なのに男にプロポーズされない女のNG行為とは

金曜日の23時。私はお風呂から上がると、彼氏の海にLINEを送信した。

取引先との会食だと言っていたが、スマホを見る余裕もないのだろうか。夕方に送ったひとつ前のメッセージにも既読がついておらず、私はモヤモヤしていた。

2歳下の海とは、付き合って1年になる。彼は昨年末に、PR会社を辞め、先輩とふたりで人材派遣会社を起業したばかり。だから忙しいのはわかる。

でも、一応、結婚前提で付き合い始めたはずなのに、彼の熱量はその時がピークで、今はかなり冷めている気がするのだ。

― なんだか、私だけが好きみたい…。

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第3話:医師の男が、同棲中の彼女との結婚を渋るのは…。家庭的で料理上手な女の落とし穴

同棲して半年になるが、夕食はほとんど自炊で、担当は私。決して俊平にお願いされたわけではなく、私が料理好きなので自然とそうなった。

私は会社員で日中働いているが、17時半には終わるから時間は十分にあるし、毎日料理することは、全く苦ではなくむしろ趣味に近い。

Instagramに毎日料理をアップしていて英語でも投稿に説明を入れるようにした途端、日本人以外からの“いいね”が一気に増えた。それが嬉しくて、最近は様々な国の料理に挑戦している。

「今日も品数がすごいなぁ。いただきます!…ん?これは…炊き込みご飯?」

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第4話:「可愛いってそういう意味じゃないんだけど…」婚活アポで男が女に失笑した理由

『めちゃくちゃスタイルいいですね!』『すっごくタイプです!』

そう言われて、最初は順調にやりとりがスタートするのだが、いいなと思った人に限って、会話が続かなくなる。

そこで私は、思い切って、マッチした男性とのやり取りの回数を減らし、自分から最初の食事に誘うことにした。

その作戦はうまくいった。そして、早速週末に、アプリでマッチした男性とデートすることになったのだ。

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第5話:夜も従順すぎる女はツマラナイ…赤坂23時、シャワーを浴びたあとに男が向かった先とは

「優花、ごめん。今日は帰ってくれる?取引先に呼ばれて、今から銀座に行かなきゃだわ」
「え!今から銀座に?」

彰は経営者という仕事柄、こういうことがたまにあるが、時刻はもう23時を回っている。ということは、ドレスのお姉さんが接客するような店にでも行くのだろうか。

― 気になるけど、聞いたらウザがられるよね。

「そっか。わかった。じゃあ、帰るね!」

彼はうるさい女は嫌いだ。それは付き合う前も付き合ってからも散々聞いてきた。だから私は、物分かりのいい彼女を演じ、帰る準備をした。

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第6話:「俺の友達にもそれしちゃうの?」男が引いた、26歳モデル彼女のヤバイ酒癖とは

「これ、飲みきれないから一緒に飲んでいただけませんか?」

私は、隣の席の男性ふたり組に声をかけた。

ここは、代官山の『falo』。彼氏の聡(さとし)と食事中、注文した赤ワインが半分以上残ってしまったのだ。せっかくの美味しいワインなのに、このままだと飲みきれない。

「おいおい、迷惑だって」
「え〜、だってもったいないよ?」

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第7話:意中の外銀男子からの質問に答えられない。“ありきたりな女”が陥りがちなデートの失敗とは

今日は3回目のデートだ。これ以上ダラダラ会うのも嫌だし、今日告白してこなかったら、これ以上会うのはやめよう。

そんなことを思いながら、指定された店を目指した。

「あ、こっちこっち!」

健人が先に着いていて、カウンター席から手招いている。会うのは3回目なのに、今日はスーツがやけにカッコいい。それこそ犬みたいな可愛さもあって、一瞬にして心を奪われた。

― あれ?私、健人のこと結構タイプかもしれない。

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第8話:田舎者だと思ってた…上京してきた彼の妹を“回る鮨屋”に連れて行って赤っ恥をかいた29歳女

「あ、そうだ。今度妹が札幌から遊びに来るんだけど、美里も一緒にランチとかする?」

誠に言われ、私は笑顔になる。

― 妹ちゃんを味方につけておいて、悪いことはない!

「するする!私、お店探して予約しておくよ。東京っぽい映えるレストランがいいかな」

私はすぐにスマホでInstagramを開き、若い子が喜びそうなお店を探し始めた。

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第9話:1枚で5万円超えのブランドTシャツを試着ナシで買う、実家暮らしの28歳女。結婚を迫られた男は…

英明と出会ったのはマッチングアプリで、私の見た目がタイプだったと聞いている。

童顔に大きめなバスト、サラサラのロングヘア。この容姿のおかげもあり、私は彼氏が途切れたことはないし、ずっとモテてきた。結局、女は見た目が大事なのだと思う。

「ヒデは、結婚願望あるって言っていたよね?ってことは、私との将来も考えたりしてる?」

食事も終盤に差し掛かった頃。美味しい赤ワインでほろ酔いになった私は、思いきって聞いてみた。

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第10話:彼の女友達に対して、思わず…。人を批判することでしか承認欲求を満たせない28歳女

社長秘書の私と、税理士である圭太が付き合い始めて4ヶ月。彼は、六本木駅から徒歩数分のマンションに住んでいる。

付き合った期間なんて関係ないと思えるくらい、私たちは気が合うし、いろんなことの相性がいい。このまま結婚までいけたら…と、私は密かに目論んでいるのだ。

税理士の繁忙期ということもあり、先週は圭太とほとんど会えなかった。だから昨日の夜に彼の家へ行き、そのまま泊まった。

そして今日、グランドハイアットの『オークドア』で、ランチデートをしていたのだ。

― それなのに、彼の女友達と食事することになるなんて…。

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第11話:同じバスタオルを何度も使うズボラ女。「エコだから洗濯は週1回」と言う彼女との結婚に怯える男は…

私が自覚している唯一の短所は、面倒くさがりでズボラなところだ。

彼氏が使った部屋着をすぐに洗濯するのを怠ってしまうし、自分のパジャマも平気で3〜4日は着る。でも、それは見方を変えれば、エコだ。

洗濯の回数を減らすことで、洗剤が下水に流れる量を減らせるのだから。そうやって、私はこの性格をうまく変換している。

彼が担当しているテレビ番組では、たびたび環境問題やSDGsについて取り上げている。だから、エコを気にしている私の習慣も慎吾は理解してくれるはずだ。

もちろん、ただズボラなだけなのだけれど。

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第12話:彼女が、車の助手席で缶ビールを飲み始めて…。男がドン引いた、ドライブ中の28歳女のある行為

雄一とは、コロナ前に西麻布で開かれた、共通の知人の誕生日会で出会った。

イケメンで背も高くオシャレ。さらに不動産会社を経営している彼の周りには、ライバルがたくさんいて、なかなか厳しい戦いだった。

でも、私は必死に戦った。なぜなら私は埼玉の実家住まいで、どうしてもそこから脱出したかったから。

普通の会社員の私が勝ち組になるためには、都心に住む王子様をゲットすることが絶対条件なのだ。

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第13話:「1ヶ月もご無沙汰なんて、ムリ…」男の浮気を疑う29歳女。同棲カップルに訪れた悲劇とは

「透、私と同じでずっと家にいるし、夜も飲みに行かないから。それはないと思うわ」

そう言ったものの、自信はなかった。四六時中、一緒にいるわけじゃないし、現に今こうして離れているのだから。不安と嫌な妄想が、頭の中を埋め尽くす。

「じゃあね、愛莉。余計なこと言っていたらごめん!でも気にしないで。ふたりのことは、ふたりにしかわからないから」
「うん、加奈ありがとう」

仕事に戻る加奈を見送り、私は、急いで透がいる家に帰った。この不安を1秒でも早く払拭したかったのだ。しかし…。

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第14話:167cm48kg、年収650万円のスタイル抜群な美女。なのに、セカンドになってしまうワケは…

「はいこれ!環奈が好きなやつ。なかなかコンビニに置いてないって言ってたっしょ。まとめ買いしておいたんだ〜」
「そうなんだ。ありがとね」
「もっと喜んでよ〜!環奈の喜んだ顔が見たかったのに」

雄大は、私を後ろから抱きしめながら言う。

「もうすぐ誕生日だよね。平日だけど、環奈が喜びそうな店を予約してるから。楽しみにしてて」
「うん」

私は、頭の中でグラフの2カラットダイヤのエンゲージを想像した。もし、それがもらえるならば、雄大と結婚しよう。そう思いながら。

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