年収“8ケタ”(1,000万円以上)を稼ぐ女性たち。

給与所得者に限っていえば、年収8ケタを超える女性の給与所得者は1%ほど。(「令和2年分 民間給与実態統計調査」より)

彼女たちは仕事で大きなプレッシャーと戦いながらも、超高年収を稼ぐために努力を欠かすことはない。

だが、彼女たちもまた“女性としての悩み”を抱えながら、日々の生活を送っているのだ。

稼ぐ強さを持つ女性ゆえの悩みを、紐解いていこう――。

「年収8ケタの女」一挙に全話おさらい!


第1話:年収2,500万の開業医。夫との冷え切った夫婦生活に絶望する女医は…

成績優秀だった陽菜は地元の高校を卒業後に上京し、東京医科歯科大学に進学。そして卒業後は、研修医から勤務医を経て、昨年、耳鼻科医院を開いた。

耳鼻科を選んだ理由は他の診療内科と違って、ある程度時間の融通が利き、ライフスタイルの変化が多い女性に有利だと考えたから。

実家は事業をしており恵まれた環境ではあったが、女の子だからと甘やかさず育ててくれた両親に、陽菜はずっと感謝の気持ちを持っていた。だが…最近は少しだけ、その気持ちが揺らいでいた。

― 私、これで本当によかったのかな…。

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第2話:年収1,200万円・商社勤務の36歳女。週末の韓国弾丸旅行の代わりに見つけた“新しい目標”とは?

「中野さん、君の実力ならフロントで十分活躍できる。ぜひ営業への転向を考えてほしい」

実務能力も社内の評判も抜群の沙織は、このような言葉とともに何度も営業職への転向を打診された。

しかし、数字の集計や分析という緻密な作業が大好きな沙織にとっては、財務経理部の仕事は営業職よりも断然魅力的なもの。そして何より、今の仕事は得意先の都合に振り回されることなく、ある程度自分でタスクをコントロールできる。

これは、沙織の趣味のK-POPに時間を使うために最も大事なことだった。

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第3話:年収1,000万・製薬会社勤務の28歳女。決意して結婚相談所に入会するが、相談員の男に思わず…?

亜紀は、新卒で入社した製薬会社の研究員として働いている。仕事柄、ほぼノーメイクが原則。ネイルなどもちろんNGだ。

「ホントは私だって、もっとメイクしてキレイにしたいのに…」

以前は、この顔立ちをさらに悪目立ちさせてしまう薄化粧で、電車に乗るのが苦痛で仕方なかったのだ。

コロナ禍の今は、自分の薄い顔をマスクが覆ってくれることが、心底ありがたいと思っているほどだった。

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第4話:年収2,000万円・広尾でサロン主宰のセレブ主婦。Instagramで幸せアピールを続けるが…?

― 私のセンスであっという間に稼いじゃった。2,000万円を稼ぐのって、意外に簡単なのね。

直美と博人の収入と合わせると、世帯年収は5,000万円を超えるようになり、欲しいと思うものは手に入れられるようになった。

― 事業を幅広く手掛ける博人と、自宅でのプライベートサロンを主宰する優雅な私。まるで、主婦向けのファッション雑誌にでも出てくるようだわ。

自画自賛と言われようとも、絵に描いたようなセレブな生活に満足しきっていた直美。しかし、ある日の出来事を境に、そんな悦に入る生活に暗雲が垂れ込めるようになっていった。

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第5話:「嘘ッ…!?」婚活中の年収3,000万の女が、貴重品の入った引き出しを開けると…?

女性の39歳という年齢は婚活市場での価値は低いことは理解していたものの、「どうしても結婚したいわけではない」と思うと気楽に婚活に臨むことができた。

その余裕が功を奏したのか、早苗のもとには早速面談の申し込みがきた。

― 私も捨てたものじゃないわね!

“男性に求められる”というのは、いつの時代もいくつになっても女性を幸せな気持ちにしてくれる。そして…1人の男性と出会い、付き合うことになったのだった。

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第6話:「彼女、仕事取るために寝るらしいよ」同僚に言われた心無い言葉に、年収1,800万の美人営業は…

ある日、声を掛けてきたのは、金融業界向けの営業本部長の野田だった。

― また「食事に行こう」ってお誘いかな…。

うんざりした気持ちを抱えながらも、本部長の声掛けに対応しないわけにはいかない。瑞佳は「はい」と言って会議室に入った。

「忙しいところ申し訳ないね。突然だが、真田さんはフロントでやっていくつもりはないかな?」
「えっ?フロントということは…私が営業になるということですか?」
「そうだ。バックオフィスとしてではあるが、君の仕事ぶりは見てきて信頼している。あと…」

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第7話:「えっ…何これ!?」彼氏と同棲する年収2,300万円の女医が見つけてしまった“あるもの”とは?

皮膚科医ということから、美容雑誌の取材を受けることもしばしば。そして、売れっ子の皮膚科医でありながらも、学会の研究をおろそかにすることはない。発表する論文の評価はいずれも高く、有希子は確実に活躍の幅を広げていた。

そんな有希子の年収は、2,300万円。女性が1人で生きていくには十分すぎる年収だ。

医師という仕事を持ち、2,000万円を超える年収を得る有希子。そして、プライベートでは生活をともにする彼氏にも恵まれている。

しかし、有希子の悩みのタネは、この彼氏の存在だった…。

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第8話:「会社で働くのがバカみたい!」本業と副業で年収1,100万円の事務職の女がたどり着いた答えとは?

新卒で入社して間もない頃は、何の創造性もない仕事内容に危機感を抱くこともあった。しかし、5年以上経ってしまった今となっては、もはやそんな危機感さえも薄れてしまっている。

― 今の仕事はつまらないけれど、営業職になってプレッシャーと戦うなんて私にはとても無理だわ。誰でもできる仕事なんだから、年収が低いのも当たり前と言えばそうなんだけど…。

「福利厚生の良さは手放したくない。でも、お金はもっと欲しい」

我ながらなんて欲張りなのだろうと呆れてしまうが、これが裕子の正直な気持ちだった。そんな悶々とする日々を送っていた裕子。だが、ある日1つの“提案”を受けることとなった。

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第9話:「ほぼ専業主婦ね」バリキャリママのマウンティングに、年収3,000万円・名ばかり会社役員の女は…

お洒落をしたい年頃に、服やバッグにお金をかけることができなかった思春期の苦い思い出は、麻実子の人格形成に大きく影響した。

そして、麻実子は恋愛を意識する年齢になった時にはすでに、“男性選び”の基準を確固たるものにしていたのだった。

麻実子は容姿を武器に、大学卒業後に就職してすぐ婚活を開始。

その中で知り合ったのが、夫となった8歳上の貴樹だった。

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第10話:デートの愚痴を女友達に報告。「一生ひとりでいなさいよ」と言われた、年収3,500万円の女は…

外資証券業界でキャリアを積んできた美紀は、外見こそ外資系女子らしくお洒落に気を使ってはいるが、中身は完全に男性だ。

気がつけば恋愛もご無沙汰のまま、今月34歳の誕生日を迎えようとしていた。

これまで結婚もせずに、ただひたすらに仕事に邁進してきた。そのおかげで、美紀は3,500万円という年収を獲得できている。

― 私だって、人間らしいゆとりのある生活がしたい。普通の女性として、人並みの幸せも欲しい。

多忙な毎日を送る一方で、心の片隅にこのような気持ちをしまい損ねているのだった。

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第11話:「婚活がうまくいかない…」専業主夫希望の年収2,400万円の女が、結婚相談所でつまずく理由

帰宅した香苗は、心底うんざりした。38歳、年収2,400万円ということで、それなりの高級マンションに住んでいる。

しかし、香苗は忙しさにかまけて家事がまったくできていない。部屋は整理整頓も掃除もままならず、とても女性の部屋とは思えない有様だった。この部屋の様子を見て、ぼんやりと香苗は思った。

― あぁ、そっか…。私が稼ぐから、主夫がいればいいんだ。専業主夫になってくれる男性との出会いを探せばいいんだ。

「案外いい考えかもしれないわ」と自画自賛しながら、早速婚活を開始するべく、香苗は結婚相談所に入会することにした。

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第12話:「お金しかない人生だわ」親に頼る年収2,600万円の事務職の女。ある日、父に異変が…

― お金はあるけれど、お金しかない人生だわ…。

こう自嘲することが、年々増えてきている。

夫もいない。子どももいない。結婚の予定もないし、恋愛もしばらくしていない。仕事も「誰でもできる仕事」と「親から譲り受けた仕事」しかない。

― “ない”ことばっかり。私の人生って、一体何なのかしら…。

佳代子は、言いようのない虚しさばかりが募るようになっていた。

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